CLUB PHAZON

ENGLISH CLUB PHAZON

Richie Hawtin & Ricardo Villalobos


2004年は本当に豪華な組み合わせのDJコラボレーションが満喫できた年でもあったが、その中でもRichie HawtinRicardo Villalobosによる競演は、群を抜いての好カードであったと言えるだろう。しかもその舞台となった会場も半端ではない。渋谷の人気クラブWOMBが提案する新しいコンセプト CLUB PHAZON - WOMB MOBILE PROJECT - WOMBにインストールされている世界最高水準のPHAZON SOUND SYSTEMと同様のMOBILEサウンドシステムを外部のスペースへ持ち込み、あたかもWOMB自体がモバイル化したかのようなスタイルで行われたこのイベントは、RichieとRicardoによる9時間を超える素晴らしいバック・トゥ・バックによるセットともに、これからも語り草となっていくのは間違いないだろう。

HigherFrequencyではRichieとのインタビューを6月に、Ricardoとのインタビューを8月にそれぞれ行っているが、二人一緒にというのは勿論はじめてのこと。プレイ開始直前の短い時間ではあったが、二人から貴重な生の声を聞かせてもらった。

> Interview : Laure Brown (ArcTokyo) _ Translation : Kei Tajima (HigherFrequency)

HigherFrequency (HRFQ) : 今日のセット構成はどんな感じになりそうですか?

Richie : 構成なんてないさ。セットの始まりがあって、終わりがあるだけ。いつ始まるかは分かるけど、いつ終わるのかはスタートしてみないと分からないね。

Ricardo : Richieが曲をかけて、僕がそれに反応して次の曲をかけて、また彼がそれに反応して次の曲をかける。最高なのは彼がいつも僕の期待通りの反応をしてくれることだね。そのことにかけては彼を100%信頼してるんだ。これほど僕のテイストと上手く呼応し合えるDJは彼以外に知らないな。だからRichieとのギグはいつも楽しいし、完璧なんだ。プレイをしている間はお互いにどんな曲を出してくるのかが楽しみだし、そういうセットだからこそ、お客さんにも働きかけるんじゃないかな。たとえ彼らが踊っていなくても、すごくクレイジーになっていたとしてもね。

Richie: ちょっと実験的な感じだけど、興味深いし、すごく楽しいんだ。そこにいるみんなにとってね。

HRFQ : 次はいつ東京に戻ってくる予定ですか?

Ricardo : 年に2〜3回は日本に来たいと思ってるよ。

Richie : そうだね。出来ればもっと来たいけど、やっぱり他にいろいろと行くところもあってそんなに頻繁には来れないんだ。2・3回来れれば良い方かな。それで、年に一回はRicardoと一緒にプレイできるといいと思ってる。今回、日本には5日間ステイしたんだけど、それでも足りなかったね。特に何もしないで、ずっと東京にいたんだけどすごくリラックス出来たよ。ただ友達に会って、東京を見て回って…本当に何もしなかったんだ。レコード・ショッピングをしたり、寺を見学したりっていうのは、もう何度もしてるからね。観光客みたいなことはしなくて良かったんだ。

HRFQ : 現在進められている新しいプロジェクトについて教えてください。

Ricardo : 僕らは二人とも今ベルリンに住んでいるんだけど、そこで同じような音楽をつくっているミュージシャンたちと一緒に"Niki"っていうライブ・プロジェクトを進めているんだ。このプロジェクトにはRichieも参加していて、僕も彼も自分のスタジオを持っているからそろそろ一緒にプロジェクトを始動しようと思っているよ。まだ細かいことは分からないけど、すごく新しくて、クールでいい感じになるだろうね。

Richie : 新しいプロジェクトについては、いつも二人で話し合ってるんだ…一緒にレコーディングをするとか、一緒にギグをするとかね。でも彼と僕の間では、ごく自然に物事がまとまるんだ。というのも、僕らはいい友達だし最近では以前に増して一緒にプレイするようになったしね。だから、今後も自然と新しいプロジェクトが生まれてくると思うよ。

Ricardo : すごく自然にね。

HRFQ : 日本のファンにメッセージをお願いします

Richie : 日本のファンには、いつもメッセージを送ってるから、今回はチェコのファンにメッセージを送るっていうのはどうかな?

Ricardo : 僕からのメッセージは、最近の傾向として、音楽がハードなものからより"オーガニック"になってきてるってこと…

Richie : いいね!その言葉気に入ったよ。

Ricardo : …いろいろとミックスされてきてると思うんだ。もっと違ったスタイルと文化、メロディーが入ってきてる。すごくソフトで官能的な感じ…将来的にはこういう音楽がもっと増えてくると思うよ。すごくハードなテクノを何時間かかけるっていうコンセプトは僕にとって、過去のものになってるんだ。ああいうのはもう出来ないね。リッチーも同じだと思うけど。

Richie : 出来るだけオープン・マインドでいることだね。今となってはたくさんの人が音楽をつくってるし、新しいテクノロジーの発達によって、若いクリエイターが自分たちのアイデアを表現しやすくなってる。再び、音楽が幅広くて、多様なものになって来ているってことなんだ。リスナーであったり、DJやプロデューサーである僕たちにとっては、すごく面白い状況だよ。本当に、今こそオープン・マインドでいなきゃいけない時代だと思うんだ。

End of the interview


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