Jeff Mills Contact Special 05

ENGLISH Jeff Mills Contact Special

Jeff Mills Contact Special

一昨年、昨年と開催された “Time Sensitive” に続き、テクノ・シーンの巨匠 Jeff Mills によるレジデント・パーティーが、今年も渋谷WOMBにて行われる。“Contact Special” と題された今年のパーティーは、以前までのレジデント・パーティーとは異なるもので、未知との遭遇的なコンセプトをもと、ホスト役兼レジデントDJのJeff のチョイスにより3組のゲスト・アーティスト - 第一週目となる14日には、日本を代表するテクノ・ユニット Co-Fusion、第2週目の21日にはベルリン出身のミニマリスト Scion、最終週となる28日にはパリ出身の Sub Space と チェコ出身の Elektrabel という Axis のサブ・レーベル 6277 で活躍する二組の新人をフィーチャーして行われる。

今回HigherFrequency では、“Contact Special”の開催を記念して、ゲスト出演するアーティストのオリジナル音源 / ライブ音源を単独ストリーミング配信。ホストであるJeff のコメントも加えて、3週に渡って掲載することとなった。

Jeff がどのようにして東京のクラウドに「コンタクト」してくれるのか、パーティーに対する期待を膨らませながら楽しんで欲しい。(Kei Tajima)


Jeff Mills この企画は僕が長年に渡りはぐくんできたものだ。子供のころから、宇宙人に連れ去られるなどの他の惑星からの生物の存在に関する出来事は必要以上に僕の好 奇心を掻き立てていた。毎日この地球上では誰かが天文学的に不可解な経験、地球外でのチャレンジを体験しているはずだ。このことは僕らと敵対するものをいかにうけとめるかということに関するメッセージを示すのではないかと困惑する。この困難な 時代に、僕らは人類をひとつの人種とみなす必要があると思う。思っているよりもずっと違いが少ない人種。選択によってではなく、結果として僕たちは 永遠につながっているのだ。

Contact Specialを通して我々が何者なのかを考える理由を感じてもらいたい。人種、性別、文化や宗教によって自分たちを端的に判断する方法でもって Contact Specialは宇宙に平行して存在する生命の「その他の」要素を提案する。「彼ら」の要素。未知の物体が我々の生命に侵入してくる、あるいはそのシュミ レーションによって、マインドを磨く。歴史的に我々を超えた、そして僕らが教えられた知識とは相反する未来の物体に備える準備ができる。Contact Specialは反映と比較を通して我々自身を定義する鏡の役割を担うものだ。 - Jeff Mills



Jeff Mills Contact Special

10月14日(金) @ WOMB, Tokyo _ 23:00 〜

Door : Y4,000 _ w/flyer : Y3,500 _ WOMB Member : Y3,000 DJ : Jeff Mills
Guest Live : Co-Fusion
VJ : Numan aka Glamoove
Music : Pure Techno

Jeff Mills presents Contact Special 2005、今年も実現できてとても光栄だ。ABSOLUTE: Jeff Mills がこのイベントのために特別用意したテクノミュージックの新しい形とともにレジデンシーをスタート。サウンドはドラマチックなまでにピュアで無限大のもの。HIGHLIGHT: この晩のゲストは Contact Special 期間中のライブ・パフォーマンスの鍵を握っている。Jeff は日本が誇る Co-Fusion を迎え、今夜のハイライトとしてとてもスペシャ ルな ライブセットを披露してもらう。エレクトロニック・ファンクのユニークなサウンドで、Co-Fusion は日本のエレクトロニック・ジャングルで広大に知られている。この夜 Co-Fusion はテクノが何を意味しているのかを高速で教えてくれるだろう。その時がくれば確実に!CONTACT: ハプニングが始まる! Jeff があなた方に世の中の新しい見方を示してくれるだろう。何か変化が起こる心の準備を。



Cofusion Special Presentation

Confusion Previously Unreleased Track 01

Confusion Previously Unreleased Track 02




CO-FUSION PROFILE

DJ Wada と Heigo Tani によるテクノ・デュオ、Co-Fusion。彼らはドイツのレーベル Plastic City からの ATOM 名義でも知られているアーティストだ。 もともとディスコのDJであり、80年代前半に出会った DJ Wada と Heigo Tani は、レコードをミックスする行為にアート性を見出し、それに没頭することでその友情を深めていく。当時の日本のDJ達は曲と曲の間にMCなどを入れ、曲をミックスしないプレイをしていたが、二人はレコードをミックスすることで生まれる新しいリズムやグルーヴの可能性にいち早く着目していた。そして彼らは今でも、日本の老舗のテクノクラブ Maniac Love の週末をプレイしているDJだ。

今までに Sublime から2枚のアルバム、そして数々の12インチを発表している彼らだが、その名声が確実に高まったのは98年、1st アルバム"Co-Fu"をリリースした直後からだった。日本から生まれたこの革新的なブレイクビーツ・テクノのアルバムは世界に受け入れられ、ヨーロッパ諸国はじめ世界中でのライブが実現(イギリス、フランス、スペイン、ドイツ、アメリカ、スウェーデン、ノルウエー、スロヴェニア、台湾、韓国、シンガポールなど)。彼らはこの年スペインのエレクトロニックミュージックのビッグ・フェス「SONAR」にも出演している。もちろん彼らは日本国内においても最重要テクノアーティストの中の一つであり、「Fuji Rock Festival」「WIRE」など大型のフェスティバルやパーティーにたびたび出演を果たしている。

最新作は REEL MUSIQ からリリースされる「HOT!HOT!!」。プロモ盤しか出回っていない中で UK の DJ/RADIO CHART で話題となり、UKの大御所DJ Judge Jules がミックスした MINISTRY OF SOUND の MIXCD にも早々と収録されている。また1月にはUKのレーベルPRO-JEXから、ニューシングル「FUNKY SHOW」をドロップしたばかり。

彼らのライブのスタイルは、DJ WADA がビートの入ったレコードをミックスし、その上にHeigoがサンプラー、エフェクターを操り、リアルタイムに音を乗せていくという、きわめて緻密な演奏性の高いものであり、そのパフォーマンスのハイレベルさには絶賛の声が後を絶たない。(Sublime Records 掲載のバイオグラフィーより抜粋)


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