BASS CULTURE @ REX CLUB, PARIS
DATE : 10 October 2009 (Sat)
GUEST : Raresh (a:rpia:r, cocoon), Satoshi Otsuki (Womb, Circoloco Japan)
RESIDENT DJ : D'Julz (Bass Culture)
TEXT : Satoshi Otsuki
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DJ Mag ランキングの上位に名前を連ねるなど、ヨーロッパを代表するパリの名門クラブ Rex Club でプレイしてきた。
このクラブは今年で創業21周年を迎える老舗クラブで、Laurent Garnier のホームグラウンドともいうべき場所。パリのテクノ、ハウスシーンを第一線でリードするのもうなずける。 プレイ前に、今回出演する Bassculture というパーティーを指揮する D'Julz とRex のスタッフと食事。Rex のオーナーが共同経営するレストランでフランス料理を数多く堪能。 一度ホテルに戻り、プレイ時間前にクラブ入るとすでにフロアは6割方埋まっている状況で、D'Julz が良いバランスのテックハウスで、クラウドのテンションをキープ。 |
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AM 1時、その流れは自分へ受け継がれ、初めは DEEP HOUSE などを織り交ぜながら徐々にベースで引っ張る。緩急をつけたプレイでフロアを揺さぶりながら、常に重いビートで独自のカラーを表現。 フロアが動けないほど埋まり、そのままこのパーティーの主役、Circoloco Japan で日本にも一度 ar:pi;ar として来日し、今や Ricard Villarobos の良き後継者、Cocoon が誇る新世代のDJ Raresh が登場。 彼のプレイはまさに繊細で躍動感のあるプレイ。そしてバラエティーに富んでおり、その奥深さで見るものを圧巻。そして常に躍らせることを念頭においた、まさに新世代ダンスミュージックの申し子のようであった。未発表曲を織り交ぜたおもちゃ箱のような彼のプレイに、私も終始踊らされ続けた。 AM 5時、最後はこのパーティーのレジデント D'Julz がブースに立った。フランスが生んだスターである彼の人気は目を見張るものがあり、やはり世界のトップレベルで活躍するアーティスト。パーティーの雰囲気、クラウドのモチベーション、Rex Club という場所、そして毎回繰り出される上質な音楽、どれをとっても超一流であった。 朝8時くらいまでパーティーは盛り上がり、最後までその波はおさまらなかった。パリのシーンから受けるインスピレーションはあまりにも刺激的で今後のプレイに生かされるものになった。 来年1月、渋谷WOMBにその立役者 D'Julz が待望の再来日を果たす。その時を僕は心待ちにしたい。 | |
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