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domestic news_2009.06.17

DJ T. 4年ぶりとなるセカンド・アルバムが発売へ

Text by Yuki Murai (HigherFrequency)

昨年末のツアーの際に当サイトでもインタビューを敢行した DJ T. こと Thomas Koch の4年ぶりとなるセカンド・アルバム "The Inner Jukebox" が、自身が運営する Get Physical Music よりリリースされた。

コンスタントな新人発掘、ヒット作のリリースといった面でレーベル運営に於ける先見性には定評のある DJ T. だが、本作はいわゆるドイツ発の最新サウンドというよりは、DJ T. 流に再解釈・再構築された、アメリカのオリジナル・ハウス・ミュージックやデトロイト・テクノへのオマージュ、それらの音楽の根底にあるであろうアフリカン・ルーツを強く感じさせる内容だ。また、本作のパートナー・プロデューサーとして迎えられたブレーメンの剛腕(?)プロデューサー Thomas Schmacher の手により、1500枚以上のレコードから選ばれ、秒単位まで切り刻まれた計3000近いサンプリング音源から組み上げられた楽曲達は、その技法のデジタルさとは裏腹に、ダンス・ミュージックの本質を感じさせる陶酔感、高揚感に満ちたドラム・サウンドが特徴的。まさに "Physical" で踊れる一枚となっている。

DJ T. "The Inner Jukebox" 日本盤は Ultra-Vibe から本日6月17日(水)より発売中。
なお、同梱のライナー・ノーツは当サイト HigherFrequency が寄稿している。

トラックリストは以下の通り。


01. The Inner Jukebox
02. DIS
03. Gorilla Hug
04. Bateria
05. Mr. Piano Hands
06. Lit From Within
07. Rituality
08. Switch
09. Shine On
10. Weirdo
11. To The Drum



本作のリリースにあたり、Get Physical Music が行なったビデオ・インタビュー(英語版)がYoutube上にUPされているのでこちらも要チェック。





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