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Jimmy Edgar

JIMMY EDGAR - ジミー・エドガー -

本名 : Jimmy Edgar
スタイル : テクノ
出身地 : アメリカ
関連プロジェクト : Kristuit Salu, Michaux, Morris Nightingale
関連レーベル : Warp Records, Poker Flat, Merck Records, Michaux
オフィシャル・サイト : www.jimmyedgar.com

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近年のデトロイト出身アーティストの中でも特に熱い注目を集めている早熟の天才 Jimmy Edgar。 幼い頃より独学でサックス、弦楽器、ドラム、パーカッション、そしてターンテーブルといった様々な楽器を学び、テープのループを使う実験的なバンドのドラマーとしても活動していたという彼は、15歳にして早くも Juan Atkins、Kevin Saunderson、Derrick May といったデトロイト・テクノの重鎮たちと共演を果たし、地元デトロイトでその名を轟かせていた。

'02年にはマイアミに拠点を置くレーベル Merck Records と契約し、Kristuit Salu vs. Morris Nightingale 名義で、ジャズやテクノから影響を受けた独自のヒップホップ・サウンドを展開したアルバム "My Mine I" をリリース。同作が評論家筋を中心に高い評価を得たのを受けて、彼は US ツアーを敢行する。NY やバンクーバーなどで熱狂的な支持を得た同ツアーは大成功に終わり、翌年には彼の愛する生まれ故郷で開催されている大型フェスティバル Detroit Electronic Music Festival 2003 への出演も果たすのであった。

その活動初期には様々な変名を使い分けていた彼は、'02年にドイツが誇るミニマム・ファンク/テック・ハウスのマイスター Steve Bug のレーベル Poker Flat に Jimmy Edgar 名義で楽曲を提供し、翌 '03年には Michaux 名義でエレクトロニカ/ミニマル系レーベル Audio.nl から、同レーベルの最高傑作と評されたアルバム "%20" をリリースする。また、そのときの活動がきっかけとなり、彼は LFO、Luke Vibert、Squarepusher などが所属するイギリスの名門 Warp Records と独占契約を締結。'04年には同レーベルからのファースト EP "Access Rhythm" をリリースし、当時まだ19歳だった少年が作ったとは信じ難いほど高いクオリティを持ったサウンドでシーンの注目を集めた。

'05年には、セカンド EP "Bounce, Make,Model" をリリース。そして、翌 '06年には、遂に Jimmy Edgar 名義での初フル・アルバムを世に送り出す。自身の全人格を反映した音楽を作るということで本名をアーティスト・ネームに使った同アルバムは、デトロイト・テクノの正統的なサウンドを継承しながらも、ファンク、R&B、ソウル、ヒップホップ、ニューウェイヴといった幼い頃から彼が受けてきた様々な音楽的影響を反映したものとなり、各方面で大きな話題を呼ぶことになるのであった。

実は '03年に "My Mine I" ツアーの一環として来日したことがある彼だが、それから約3年のときを経た '06年5月に Warp Records 主催のレーベル・パーティー i-Warp で再び日本の地を踏むことが決定。また同年6月からのヨーロッパ・ツアーでは、スペインの Sonar Festival など数々のビッグ・フェスティバルへの出演も決定している。(Yoshiharu Kobayashi : HigherFrequency)



Jimmy Edgar : 来日イベント情報

i-Warp @ ageHa@studiocoast (2006/05/26)