2011.09.21
Smalltown Supersound/calentito
Ambient, House
CD
Album / LP
これまでの Diskjokke を知るリスナーであれば、おそらく誰もが驚いてしまうに違いない。Lindstrom や Prins Thomas などと共に北欧ニュー・ディスコ・シーンで活躍する Diskjokke こと Joachim Dyrdahl による三作目は、アトモスフェリックなシンセが心地よく揺らめく、ほぼノン・ビートのアンビエントな作品。なんでも、地元オスロで毎年8月に開催されている OYA というフェスティヴァルでのパフォーマンス用に作られた、イレギュラーなアルバムだという。
07年のファースト・アルバム “Staying In” ではポップで牧歌的なディスコ・サウンドを披露し、昨年のセカンド・アルバム “En Fin Tid” では少しばかりシリアスなムードも漂わせるようになっていた Joachim だが、この最新作では最も深遠でスピリチュアルな世界観が滲むようになっている。とは言え、本作は決して取っつきにくかったり、堅苦しかったりするわけではない。インドネシア語で「緩やかにうねる大きな波」という意味を持つアルバム・タイトル通り(Joachim は旅先で出会ったインドネシアのガムランに感化され、実際に本作では現地のグループとコラボしている)、静かに寄せては返す波の音に耳を傾けているときのような、不思議な安心感やヒーリングの感覚を与えてくれる、大きな包容感を持ったアルバムだ。(小林祥晴)
Tracklist
1. Golotrok
2. Mandena
3. Sengon
4. Namida
5. Naïve
6. Pantup