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5周年にちなみ5回に渡り様々な音楽のテイストで開催される、Mule Musiq 5th Anniversary Party の vol.4に、 'Optimo'、'Cavern' 等、後のダンスミュージックに多大な影響をもたらしたクラシックを生み出した伝説のニューウェーブバンド Liquid Liquid が遂に初の来日を果たす。 数年前にライブ活動に終止符を打った彼らだが、現在、期間限定で再活動をしており、実際はまたもうすぐライブ活動に終止符を打つとのこと。今回の来日が初めてにして最後となるであろう貴重な来日ライブは絶対に見逃せない。

DATE : 2009.6.6 (Sat)
VENUE : club asia
OPEN : 23:00
TICKET : DOOR. \6,000 / ADV. \5,000

LIVE : Liquid Liquid
DJ : DJ Nori, Kza (Force of Nature), Toshiya Kawasaki (Mule Musiq)
VJ : Ideal Solution (Leitafaden)
[2F floor]
DJ : Beams Records Crew, Bad Passion Project (Oki-ni.com)

[1F floor]
DJ : Chee (Discosession), Cos/mes
DATE : 2009.6.26 (Fri)
VENUE : Panorama Bar(Berlin,Germany)

DJ : Henrik Schwarz (Live / Sunday Music, Innervisions, Mule Musiq)
Tony Lionni (Mule Musiq, Ostgut Ton, Aesthetic Audio)
Tobi Schmid aka Audision (Mule Electronic, &ND)
Lawrence (Dial, Ghostly Int., Mule Electronic)
Toshiya Kawasaki (Mule Musiq)


www.berghain.de

NYの伝説的レーベル・99 Records を代表するポストパンクバンド。実質的な活動は1980-1983の3年間に関わらず、その斬新な音楽性とメンバーの一人 Richard Mcguire が手がけたモダンアートなレコードスリーブのサウンドとビジュアルの見事な融合によって、今もなお語り継がれる伝説的バンドである。
Hip Hopファンには、Grandmaster Flash の 'White Line' でサンプリングされた 'Cavern'、DJ Shadow の 'The Number Song' でサンプリングされた ''Optimo' 等、 ガラージクラッシックスとしても数多くのハウスDJにプレイされ続け、 ダンスロックファンには、DFA のミックスCDに収録された 'Bellhead'、また、 グラスゴーのDJデュオ Optimo が、Liquid Liquid の許可のもと自身のユニット名に使用していること等(2008年にリリースされた 'Optimo' の Optimo Remix は、Liquid Liquid 直々のオファーで、Optimo は恐れ多いと一度は断ったそうだ)、 あらゆるダンスミュージックシーンに影響を与えている。

東京発ドイツ経由、アンダーグラウンドダンスミュージックシーンのトップレーベルとして、世界中で高く評価されるレーベル Mule Musiq / Mule Electronic / Endless Flight 。 2004年にスタートし、これまでに約130作品以上をリリース。UKのメディアからは "日本で生まれた初めての偉大なダンスミュージックレーベル" と称され、USAで最も影響力のあるミュージックマガジン "XLR8R"においては、2008年の最も重要なレーベル25にピックアップされる。 そして、ダンスミュージックシーンにおいて最も影響力のあるインターネットメディア "Resident Advisor" が選ぶ2008年のベスト20レーベルに選ばれる等、その動向は常に注目されている。

音楽レーベルとして2004年にスタートした Mule Musiq。だが、実際にはブッキングエージェンシーとして2001年にスタート。

今でこそ、ヨーロッパでのブームの後を追うかのごとく、毎週の様に来日するドイツを中心としたハウス〜テクノDJ/Artist を、それまでのテクノやハウスのパーティーの在り方とは違った、よりモダンな解釈で、数多くのニューカマーを招聘して来た。

当時、ハウスと言えばただアッパーなだけのコマーシャルなものか、ディープとは名ばかりのディープ・ハウス、そしてテクノは音楽性が希薄なハードなフィジカルに訴える無機質なもの、そしてビッグクラブはプログレッシブ・ハウスを中心としていた頃、テクノもハウスもディスコもアンビエントもポップスも飲み込み、独特な雰囲気の作品をリリースしていた Kompakt、その名の通りハウスミュージックが持つ実験性とタイムレスな感覚、そして Isolee による 'Beau Mot Plage' のビッグヒットによってヨーロッパのダンスミュージックシーンにおいてトップレーベルへと成長した Playhouse、ベルリン〜フランクフルト〜ケルン等、多くのアーティストやレーベルが存在する街とは少し違った雰囲気の中で、メジャーとインディーを巧みに行き来する DJ Koze (aka International Pony)、ガラス細工の様な優美な作品をリリースする Lawrence 等が住むハンブルグ、テクノ大国ドイツから生まれたディープ・ハウス・シーンの鬼才 Henrik Schwarz、それまでのフレンチタッチとはかけ離れたダークかつ退廃的なムードで世界中を虜にした Ivan Smagghe と Kill The DJ、その Kill The DJ からリリースされた Mix CDで一躍世界中で知られることとなったグラスゴーの Optimo、そして初期は Kill The DJ のパレントレーベルであった Tigersushi & Joakim 等、ヨーロッパを中心に、世界中の才能溢れるアーティストや素晴らしいレーベルとリンクし、シーンの盛り上がりと呼応するかのごとく成長してきた Mule Musiq。

国内最高峰のダンスミュージックアーティスト Kuniyuki Takahashi の作品を中心に、Force of Nature 等の日本から生まれた世界基準なアーティスト、Henrik Schwarz や DJ Sprinkles (aka Terre Thaemlitz) と言ったクリエイティブなハウスミュージックアーティストから Rub n Tug や Todd Terje と言ったニュー・ディスコ・シーンともリンクし、多様な作品をリリースする Mule Musiq。よりエレクトリックでモダンなサウンドをリリースする Mule Electronic からは、Minilogue、Lawrence、 Isolee 等、ヨーロッパのアーティストを中心にリリースしている。
また、ハンブルグ在住のイラストレーター Stefan Marx によるアートワークも必要不可欠な存在である。そして、どちらのレーベルにも当てはまらないオルタナティブな作品は Endless Flight からリリースされている。

これら3つのレーベルは、Kompakt と Wordandsound のドイツのディストリビューターから世界中に配給され、輸入大国でありながら、輸出には乏しかった日本の音楽業界の図式を大きく塗り替えた初の国際的レーベルの誕生でもあった。

また音楽のみならず、Beams T にて展開されているマーチャンダイズでは、Stefan Marx と共同で毎シーズン多くのT-shirt をリリースしている。

今後は、約2年振りとなる Kuniyuki Takahashi のニューアルバム、Kza (Force of Nature) の初のソロアルバム、Lawrence の約4年振りとなるニューアルバム、某著名国内アーティストの覆面プロジェクト Foog のニューアルバム等から、Isolee、 DJ Koze、Mark E、Move D 等多くのシングルリリースも控えている。

www.mulemusiq.com
www.myspace.com/muleelectronic
www.myspace.com/mulemusiq