■BEAT EFFECT (ビート・エフェクト)

DJM-600 の頃から現場のDJに圧倒的な支持を得ていた「ビート・エフェクト」は今回も内蔵。 DJM-600 とは比べ物にならないほどの高音質を実現し、新たに「ROBOT」と「REVERSE ROLL」の２つのエフェクトも加わった。

DELAY
繰り返し音1回。任意のテンポでディレイ音を設定できる。
ECHO
繰り返し音数回。任意のテンポでエコー音を設定できる。
REVERSE DELAY
繰り返し音1回。任意のテンポで逆転したディレイ音を設定できる。
PAN
BPMに合わせて音を左右に振り分ける効果を得られる。
TRANS
BPMに合わせて音を断続的にカット。
FILTER
原音にローパスフィルターをかけ、周期的に変化させることができる。
FLANGER
周期的にジェット機が上昇・下降するような効果音が得られる。
PHASER
原音に位相のずれた音を加えることで周期的なフェイズ効果が得られる。
REVERB
入力音に残響音を加える。
ROBOT NEW
入力音にロボットが発しているような効果を加える。
CHORUS
入力音に厚みと広がりを加える。
ROLL
音を記憶し繰り返して再生できる簡易サンプラー機能。
REVERSE ROLL NEW
音を記憶し、逆回転で繰り返して再生できるループ・サンプラー機能。

■SOUND COLOR EFFECT
(サウンド・カラー・エフェクト)

「ハーモニック」、「フィルター」、「スイープ」、「クラッシュ」の４種類による「サウンド・カラーエフェクト」を搭載。各チャンネルに装備され、別々にコントロール可能な「COLORつまみ」で直感的にエフェクトをかけ、それによってDJプレイの幅を大きく広げることが可能。さらに「ビート・エフェクト」との組み合わせにより約５０通りのエフェクト効果も生み出すことができる。 ハーモニック 曲のオリジナルキー(音程)を自動で検出し、DJプレイに最適なキーに自動でチューニングしてくれる機能。入力音とキーのズレを検出し、最も近いキーに自動補正、従来の曲のテンポを合わせるだけのDJミックスに加え、キーも合わせた曲のミックスができる。これによって、スムーズで自然なDJミックスが実現可能だ。また、 COLOR つまみを回すと、半音単位でキーを変えることもできる。

フィルター
COLOR つまみを右に回すとハイパス・フィルター、左に回すとローパス・フィルターの効果が得られる。これにより、２つのノブ操作だけでフィルターミックスが可能。

スイープ
COLOR つまみを右に回すとバンドパス・フィルター、左に回すとノッチ・フィルターの効果が得られる。

クラッシュ
デジタル的に音を壊して、ローファイなサウンドを作成することができる機能。

■外部 MIDI 機器もコントロールできる MIDI コントローラー機能

DJM-800 のほぼすべてのつまみやボタンで動かした情報を MIDI 信号でDJエフェクターなどの外部機器に送信することができる「MIDIコントローラー機能」を搭載。DJプレイしながらDJM-800をMIDIコントローラーとして、外部MIDI機器の操作に使用することが可能だ。

■音質劣化のないデジタル入力端子

４つのチャンネルすべてにおいて 44.1/48/96kHz の各サンプリング・レートに対応する「デジタル入力端子」を搭載。CDJプレーヤー CDJ-1000MK3 をはじめとするDJ機器とのデジタル接続により、音質劣化のないCDJシステムを実現。また、96kHz/24bitサンプリング「デジタル出力端子」により、高音質が要求されるスタジオ録音などにも対応可能。