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Röyksopp / Understanding

Röyksopp / The Understanding

発売日 : 2005/06/22
レーベル : Virgin (Wall Of Sound)
カタログ : VJCP68734
フォーマット : Original CD
発売国 : 日本 (輸入盤は6/27)
スタイル : Breakbeats, Electro

一線を期した音楽性で世界を席巻した "Melody A.M." から約4年、ノルウェイのエレクトロ・デュオ Röyksopp が、待望のセカンド・アルバムをリリースすることとなった。"Melody A.M." の成功により、ニュー・アルバムに対しては、多方面からプレッシャーとも思えるほどの注目が集まっていたようではあるが、"The Understanding" と名付けられたこのアルバムは、まさしく Röyksopp の第二章と言うべく、非常に飛躍的な仕上がりをみせている。

まず、女性ヴォーカルを含む非常に個性的な3人のヴォーカリストを迎え入れているという試みが、結果的にアルバムの音の幅を広げる大きなポイントとなったようだ。"Melody A.M." の余韻を感じさせるような インスト・トラック #1 "Triumphant" に続き、ノルウェー人 ヴォーカリスト Kate Havnevik によるみずみずしいヴォーカルが響き渡る #2 "Only This Moment"、そして Get Physical Records の Chelonis R Jones をフィーチャーした #3 "49 Percent"…特にこのトラックは、今までの Röyksopp の作風とは大きく異なった、ある意味チャレンジとも言えるトラックだが、さすがは卓越したセンスを持つ彼ら、Chelonis R Jonesの成熟したヴォーカルの魅力を120%引き出すことに成功している。また、Bjorkを髣髴とさせる力強い歌声を持つ The KnifeのKarin Dreijerをフィーチャーしたトラック #7 "What Else Is There?" では、Röyksopp の持つ、アンニュイなイメージを吹き飛ばすような作風を披露、また、Röyksoppの二人のヴォーカルによる#10 Someone Like Me のように、哀愁漂うメロディックなトラックも収録されている。

音作りの面でも、4年という期間を経た彼らのサウンド・スケープはさらに広いものになっており、聴き込むほどに味の出てくるエレクトロニカの世界が前編にわたって繰り広げられている。メジャー・グラウンドでありながらアンダー・グラウンドであり、ポップでありながらクールであり続けるRöyksopp、そんな彼らの魅力が最大限に表されている作品だ。(Kei Tajima) 

収録曲

01. Triumphant
02. Only This Moment
03. 49 Percent
04. Boys
05. Follow My Ruin
06. Beautiful Day
07. What Else Is There?
08. Circuit Breaker
09. Alpha Male
10. Someone Like You
11. Dead To The World

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