HigterFrequency パーティーレポート

ENGLISH PARTY REPORT

DJ Gregory

CITY LOUD presents 'LA SOIREE PARISIENNE: PT DEUX' @ TURNMILLS, LONDON

DATE : 18th September, 2004 (Sat)
MAIN ROOM DJs : DJ Gregory, Bob Sinclair, David Guetta
BACK ROOM DJs : CJ Mackintosh, DJ Deep

PHOTOGRAPHER : Matt Cheetham / Official Site
TEXT : Takuma Matsui (London)


ベテランDJ - CJ Mackintoshのオーガナイズの元、毎月第3土曜日に開催されてきたTurnmillsの"City Loud"。ハウスを中心とした様々なジャンルを常に発信し続け、今年でめでたく3周年を迎えることになったこの人気イベントが、DJ Gregory、Bob Sinclar、David Guetta という3人のフランス人DJをゲストとして迎え、現在のクラブミュージックシーンにおいて最も勢いのあると言っても過言ではないフランス勢にスポットライトを当てたオール・フレンチ・ナイト"La Soirre Parisienne"を開催する事になった。

まずは、Defectedの人気コンピレーション・シリーズ"In The House"の最新作を手がけ、今年のIDJ Magazineによる"Best Player Award"にも輝くなど、今や絶好調とも言えるDJ Gregoryが登場。自らのトラックである"Tropical Sound Clash"や"Elle"、そして新曲"Solarias"と言ったファンキーでソウルフルなハウス・トラックを中心としたセットに、CeledaのMusic is the Answer"や"The Underground"などの名曲を織り交ぜながら、徐々にフロアをヒートアップさせていく。そして、その展開が最高潮に達し、おなじみのクラシック・アンセム"Soul Central - Strings of Life"がドロップされた時、暗闇に包まれたフロアは、DJブースの向こう側から放たれるレーザーとフラッシュと共に、完全なるGregoryワールドに満たされていくのであった。


Bob Sinclair
City Loud City Loud
City Loud City Loud
DJ Gregory DJ Gregory
CJ Mackintosh

その興奮も覚めやらぬ中、DJ Gregoryとの共同名義でアルバム"Africanism"をDefectedからリリースした事もある、Yellow Productionの中心人物Bob Sinclarが登場。重みのあるベースとパーカッションでフロアを徐々に支配し、民族音楽にそのままビートを入れたようなスピリチュアルなサウンドを次々と放っていく。

そして3人のトリを務めたのが、Ibizaのスーパークラブ"Space"でのレジデントを持ち、6月にリリースされたばかりの最新アルバム"Guetta Blaster"の評価も上々なDavid Guetta。クラウドを飽きさせることを知らない、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。イビサから持ち帰ったヒットチューンを中心にプレイしていくDavidとクラウド達との間には、いつの間にか見事なサウンド・コミュミケーションが築きあげられ、"Green Velvet - La La Land"がプレイされた時にはフロア全体にコール・アンド・レスポンスが発生。その後も、去年のIbizaアンセムとなった彼自身の"Just a Little More Love"や、バンギングなトライバル・ビートが疾走する"Superchumbo - Dirty Filly"などが的確にドロップされ、縦横無尽に展開するロング・ジャーニーが続いていくのであった。"La Soirre Parisienne"…改めてフレンチ・ミュージックシーンの可能性を感じさせられたクオリティ・パーティーであったと言えるだろう。

City Loud City Loud
David Guetta
City Loud City Loud
City Loud City Loud


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