HigterFrequency パーティーレポート

ENGLISH PARTY REPORT

Joe Claussell

THE SACRED RHYTHM CEREMONY TOUR feat. JOAQUIN 'JOE' CLAUSSELL @ YELLOW, TOKYO

DATE : 23 October 2004 (Sat)
PHOTOGRAPHER : Mark Oxley / Official Site
TEXT : Masashi Kitagawa (HigherFrequency)



Joe Claussellが2004年秋からNYにて開催する初のソロ・レジデンシーパーティー"Sacred Rhythm"を記念して東京のyellowにてセレブレーション・イベントが開催された。2年前の来日公演時に初めて“Sacred Rhythm”とタイトルに冠したパーティーを開催したこともあって、今回の来日公演のJoeの強い思いが感じられる。入り口の階段のあたりでかすかに聞こえてくるChante Mooreの"This Time"でフロアの出来上がり具合は安易に想像できた。混み合ってる店内を一通り回ったあたりで聞こえてきたSnowboy"Casa Forte"でフロアの熱気もJoeのアイソレーターも最高潮に。さながら「イタコ」の如く音楽の持つパワーとメッセージを伝えるJoeと、それに答えるクラウドたち。完全に一体化した光景は圧巻であった。

そこからO'Jays "I love music"、Louie Vega Ft.Blaze "elements of life"、"Instant House "awade"、Stevie Wonder "another star"、Soul Central "String of life"、Tamiko Jones "Can't Live Without Your Love"等へと流れていく。そして久々にフロアで聴いたJephte Guillaume "prayer"。思いおこせば数年前に筆者が初めて"prayer"を耳にしたのもJoeのプレイだった。その時の感動がよみがえると同時に、やはりJoeはSpiritual life辺りの楽曲をプレイしている時が一番はまっていると感じた。そして個人的な今回のツボはInner Life "Ain't No Mountain High Enough"の後半のシンセパート!もう数え切れないほど聴いていて楽曲の良さも十分わかっていると思っていたこの曲が、こんなに良い曲だったのかと改めて思い知らされることに。良いDJプレイを体験した時はこういう発見があるものだ。

その後は大ネタやトラック物を織り交ぜ次第にGARAGE中心の選曲へ。賛否両論あるだろうが、HOUSE/GARAGE系のDJが一晩を通じてプレイする曲はそれほど大差なく、大事なのはフロアで生で感じられるストーリーなのではないだろうか?その点において今回の"Sacred Rhythm"はJoeらしいストーリーで音楽のパワーと愛を伝えてくれた。おそらくNYで始まる"Sacred Rhythm"もNYを代表するパーティーになるはずだろう。HOUSE/GARAGEファンにとってNYを訪れる楽しみがまた一つ増えそうだ。

Joe Claussell
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