HigterFrequency パーティーレポート

ENGLISH PARTY REPORT

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WOMBCRUISE @ VIGNT ET UN

DATE : 31 May 2009 (Sun)
REEL UP DECK : Ken Ishii, DJ Yama
06S DECK : DJ AKi, Techriders, AKR
CMN DECK : Dr, Shingo, DJ Pi-ge, Kikiorix+Takuya
SESSION+CSH4 DECK : Ohnishi, DJ Luu, Shiho Fujisawa, Kiki

AFTER PARTY @ BAYSIDE CAFE KEY WEST
DJ : AKR, Numan, Dr.Shingo, DJ Pi-ge, Kikiorix
PHOTOGRAPHER : STRO!ROBO, Masanori Naruse
TEXT : Hiroki.K




魅力的なパーティスタイルを次々に提案し続けるWOMBの看板イベントとして、既に多くのファンから開催を待ち望まれていた 「WOMB CRUISE」 が、昨年8月ぶりの開催となった。 当日の午前はあいにくの雨模様。筆者は初回クルーズ以来の参加だったのだが、初回は天候に恵まれたうえ、夕刻のクルージングで最高のサンセットを拝めたという印象が強く、昼間の時間帯での開催、しかも雨天で大丈夫かな。。と、若干の不安を抱えつつ乗船ターミナルである竹芝桟橋へ向かった。


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到着すると既に多くのお客さんが詰めかけ、続々と乗船していた。到着してまず驚いたのがボートのサイズ。初回は定員200名程の船だったが、今回乗船する VINGT ET UN (ヴァン テ アン)は屋上デッキを含む4階建てのビッグボート。収容人数も倍以上のキャパシティを誇り、煌びやかな内装も相まってゴージャスな雰囲気を醸し出していた。早速乗船するとエントランスのフロアでは、WOMBレジデントである Kikiorix と Takuya がB2Bスタイルでお得意のハイサウンドを奏で、出航前のワクワク感を盛り上げていた。

出航まで時間があったのでドリンクで喉を潤し、ビュッフェで腹ごしらえを済ます事にした。通常のクラブには無いフードサービスという事もあり人気なのか、ビュッフェ前は長蛇の列。ようやく中にたどり着くと、フリーとは思えない程豪華で豊富なフードメニュー。サウンドやビジュアル以外の部分でも十分楽しめてしまうのは、船上パーティならではではだなぁと舌鼓を打つ。

いよいよ桟橋から船体が離れると、屋上のデッキからバウンシーなキックが響いてきた。同じくWOMBレジデントである Techriders のプレイが始まった。デッキ上は出航直後で小雨がパラついているのにも関わらず、待ってましたとばかりにお客さんで溢れている。海上の開放的な雰囲気も相まってか、彼らのプレイもいつになくハイテンション。サウンドシステムもWOMBが特に力を入れているだけあり、オープンエアーとは思えないほど芯のしっかりした音質だ。ほどなくすると雨脚が止まり、一瞬晴れ間がのぞく。これを予想してたかのように Techriders が Jon Gurd の 'Fire In Me' をデッキに投下。このところ彼らが頻繁にプレイしているトラックだ。シンセフレーズが特徴的な筆者も大好きな曲で、強制的にアゲられてしまった。

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他のフロアを覗くと、いずれも異なったカラーで誰もが楽しめる空間構成がなされており、このパーティがあらゆる人々からの人気を集めているのも納得である。そうこうしているうちに気づけば3時間のクルーズも残すところあと1時間。屋上デッキの DJ AKi による疾走感溢れるドラムンベースで締める手もあったが、迷った末 Ken Ishii の男気テクノでガッチリ締めくくることにした。最下部のフロアへ降りると、気迫たっぷりのキックラインを鳴らし、ベースをブンブンうならせていた。普段クラブで耳にする事の多い氏のプレイも、シチュエーションが違うだけでとても新鮮に聴こえてくるのが不思議だ。クラブでも野外でもないフレッシュな空気を楽しむかのように終始笑顔でプレイする彼の様子に引き寄せられ、自然と足元が動き出す。そのまま押し寄せてくるグルーブラインに身を寄せ、船の接岸時刻である15時までしっかり踊り、気づけば来る前の不安がウソだったかのように遊びたおしていた。

船上という非日常的なロケーションで、上質なサウンドを楽しむという、これまで一部のパーティフリーク達だけが個人レベルで楽しんでいたスタイルを、WOMBならではのアトラクティブな演出と上質なサウンドでブーストアップさせ、それまで知らなかった人々を魅了し現代の新しいパーティスタイルとして定着させたWOMBのプロデュースセンスには、ただただ舌を巻くばかりであった。

早くも期待されている次回のWOMBCRUISEは、8月上旬に開催予定との事。今回参加できなかった方は、ぜひともWOMBサウンドでもてなされる東京湾周遊クルージングを体験してみてはいかがだろうか。

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