HigterFrequency パーティーレポート

ENGLISH PARTY REPORT

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RAFT06 TOKYO @ 晴海客船ターミナル

DATE : 30 May 2009 (Sat)
DJ : Italoboyz (Get Physical Music), Tez, Kusda
VJ : RealRockDesign
PHOTOGRAPHER : Noriaki Tomomitsu
TEXT : Ryoichi Sekiya



昨年の WIRE の出演で日本での人気も不動のものとなった Italoboyz。世界中を駆け巡る彼らが日本に戻ってきたのは9ヶ月ぶり。本当に来日を楽しみにしていたという彼らが東京アンダーグラウンド・シーンを牽引する RAFT TOKYO に登場した。今回は東京湾からレインボーブリッジや東京タワーを眺めることのできる晴海客船ターミナルという施設での開催。一体どんなところなのかと心を弾ませ会場を目指した。 オープニングはレジデントの Tez & Kusda の B2B セットを初披露。スタートから会場を華やかに飾り、相性の良さを感じさせてくれた。巨大なスクリーンに映し出される RealRockDesign のVJは美しく、フロアは天井が高く音の抜けも抜群。まるで大型フェスのような響きすら感じられた。後方はガラス張りになっていて目の前にはレインボーブリッジが見える素晴らしいロケーション。外に出ることもでき、東京湾が運んでくる風が心地よい。

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そして1時半頃、いよいよ Italoboyz が現れた。 Marco は非常に背が高く知的な雰囲気を醸し出していて、対して Federico は陽気で子供のようにはしゃいでいる。この伊達男2人がステージに上がるだけで会場中が熱気に包まれた。彼らはスタートから Traktor Scratch を駆使し、ファンキーでグルーヴィーなトラックを次々とミックスする。 本当にこんなハイテンションな状態で4時間ものロングセットをやっていけるのかと思ってしまったほど彼らはショーマンシップに溢れ華やかで、しかし、世界中のフェスや大型クラブで培った経験から2人の息はぴったりと合っていて、フロアにいる誰もがその姿に魅了されている。 一瞬タバコを吸うためにDJブースを離れた Marco に 「今日のDJは楽しいかい?」 と声をかけたところ、「やれるなら明後日くらいまでぶっ続けでプレイしたいくらいさ。日本にこのままいれるならね。それくらい今日は最高のパーティーだ!」 と来日を心から喜ぶ彼の言葉が嬉しかった。

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だんだんと夜が明けてくると今度は Federico が Marco にDJを任せ、ステージの前で踊りだす!オーディエンスを煽る煽る!何をするかと思ったら、レコードをフロアに投げるパフォーマンス! もうパーティーも終わりに差し掛かっているのに、会場中のボルテージは最高潮に達している。終了時刻を過ぎても、皆止まらない。 気がつけば完全に日は昇っており、時間を忘れてしまうほど熱狂的な盛り上がりだった。 本当に楽しそうにプレイをする2人の姿がとても印象的で、それに惹かれオーディエンスもフロアを離れない。 そうだ、これがパーティーのあるべき姿なんだと改めて感じることが出来る素晴らしい一夜であった。

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