HigterFrequency パーティーレポート

ENGLISH PARTY REPORT

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SNAKE BAG presents LINK meets FRAME RECORDINGS @ TRIANGLE, OSAKA

DATE : 20 June 2009 (Sat)
GUEST DJ : OMB (Frame, Ombmusic.net) , Nop (Frame, Fusion, Dial)
DJ : Ichiro, Yasuhisa (Tetralogistics)
VJ : D-K aka デジタル掛軸
PHOTOGRAPHER : Eliu*
TEXT: Terumi Tsuji




関西圏以外で活躍するパーティーを大阪のクラブシーンに紹介するというショーケース・イベント 「LINK」 が開催された。第一回目のゲストは東京のプログレッシブシーンを引率する FRAME Recordings からA&Rの OMB、そして FRAME Recordings から昨年デビューアルバム "Mouse House" をリリースした NOP の2人。トウキョウ・アンダーグラウンド・シーンを代表する2人が揃って大阪に登場するのは初めて。また、これまでに太陽の塔や金沢城、有楽町国際フォーラムといった有名建造物や知床山脈といった自然、そしてアテネのアクロポリス神殿や米国サンノゼ市庁舎など海外でも活躍しているデジタルアートの 【デジタル掛軸】 もVJとしてクラブ初登場!普段とはひと味違った TRIANGLE となった。

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トップバッターは、TRIANGLE の看板テクノパーティー 「Tetralogistics」 のレジデントも務める YASUHISA。彼が一曲目に選んだのはなんと大胆にもクラシック!TRIANGLE の真っ白な壁、開放感のある高い天井、そしてフロアに映し出されたデジタル掛軸の色鮮やかな映像と壮大なサウンドが見事に融合し、まるで中世の教会にタイムスリップしたような錯覚を覚えてしまうほどだ。映り行く映像を眺めながらクラシックの心地よい音色にしばし身を委ねることに。この音の海も気持ちいいけれど、そろそろ踊りたいという著者の心の葛藤を見透かしたように、20分を過ぎたころから徐々にビート数が増えていく。「待ってました」 と言わんばかりに、フロアに人が集まってきた。なお、その頃著者は、こちらも関西のクラブ初お目見えとなるアーモンドテキーラこと 「テキーラ・デル・セニョール」 の虜に。アーモンドの甘い香りのするこのテキーラは、テキーラ独有の喉に焼ける感じが全くなく、シロップのようにスルっと飲めてしまう。しかしアルコール度数は30度というのだから、なんとも危険な魔酒ですこと(笑)「テキーラもイエガーもちょっと苦手…」 という女の子には是非トライしていただきたい。

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YASUHISA のハウシーなセットに続いて、東京のテクノシーンをリードするプロデューサー/DJこと NOP のDJセットがスタート。Anthony Collins や Simon Baker、Efdemin など気鋭アーティストを東京のみならず、日本全国に招聘してきている彼らしいエッジの効いたサウンドでフロアをゆっくりと温めていく。彼の様に硬派なハウス・テックをプレイできるDJはまだまだ関西には少なく、遊び慣れているクラブ玄人までもが 「カッコいい」 と口を揃えて絶賛。途中トライバルなトラックを挟んでフロアを操る辺りは、TOKYOテクノシーンの第一線で活躍する彼の余裕だろう。また大阪でプレイしていただきたいアーティストの一人だ。

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そして2時半過ぎ FRAME のボスこと OMB にチェンジ。テクノ色の強い NOP とは打って変わり、セクシーなハウスで攻めてくる。初めの30分ほどはテックハウス寄りのセレクションだったが、どんどん懐かしのプログレッシブサウンドへ。オーロラの様にゆっくりと変化するデジタル掛軸の映像の中で OMB の音を聴いていると、いつの間にか昔遊んでいた野外レイブの楽しい思い出が走馬灯のように駆け巡ってきた。一説によると、人間の脳は、極端に遅いスピードで移り変わる景色を眺めていると過去の記憶を思い出すとのこと。溶けるように少しずつ変化するデジタル掛軸のアートを体感することで、「古き良き時代」 を無意識のうちに思い出していたのかもしれない。ふと周りを見てみると著者と同じように、満面の笑みで音と光を一身に浴びているオーディエンスでフロアは溢れていた。Radiohead/Reckonerの 'Henry Saiz's Vocal Mantra Remix' が流れた時には、体中が音で満たされ、七色に輝くフロアに溶けてしまいそうだった。DJ'sDJと呼ぶに相応しい貫禄のプレイを聴かせてくれた OMB に心から拍手を送りたい。そしてラストの ICHIRO のプレイ中にはジャンベ奏者も飛び入り参加するなど、どこをとっても
「非日常的」 なパーティー LINK は大盛況のうちに幕を閉じた。

今回は日本人の底力を実感できる貴重な一夜だった。「外タレ至上主義」 となりつつある日本のクラブシーンだが、「メイドインジャパン」 の素晴らしさを伝えていくことの大切さを改めて感じされた。日本人アーティスト同士の横の繋がりこそが、今後のジャパニーズクラブシーンを成長させるキーとなるのではないだろうか?

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