NO BORDERS feat. EXTRAWELT @ Space Lab Yellow, Tokyo
DATE : 07 January 2007 (Sun)
Live : Extrawelt
DJ : Arne, Dr.Shingo, Hina
PHOTOGRAPHER : Zach
Text : Masanori Matsuo (HigherFrequency)
James Holden のレーベル Border Community から放った 'Soopertrack / Zu Fuss' が、 John Digweed や Richie Hawtin といったトップDJからのサポートを獲得し、その後も Sven Vath の Cocoon Recordings、Traum Schallplattenなどのレーベルから立て続けにとヒットを生み出している注目のユニット Extrawelt が Yellow に来日。会場は現在のミニマル・サウンドの人気ぶりをそのまま反映するかのような激込み具合で、フロアにぎっしり詰まった様々なカラーのクラウドが終始ハマリ性あるミニマル系サウンドに酔いしれていた。 筆者が会場入りする頃はちょうど Extrawelt のライブ直前で、すでにフロアの端から端まで埋め尽くされた多くのオーディエンスが臨戦態勢を整えつつ、重量感のあるビートとともに彼等のパフォーマンスが開始された。序盤はDJがトラック物として使いそうなリズム重視の作品や、時折トランシーな空間トラックなども織り交ぜ、まさに Border Community や Traum Schallplatten に通ずる期待通りの Extrawelt サウンドを披露。その後は最高潮のテンションに達するクラウドに歩調を合わせた BPM 早めのアグレッシヴなサウンドで盛大なピークを作り上げることに成功し、もちろん Traum Schallplatten からの新曲 'Schmedding' や、 Cocoon Recordings、 Kompass Musik などからリリースされた過去の名曲なども披露してくれた。、結果として非常にエモーショナルかつエネルギッシュなパフォーマンスとなった Extrawel だが、そのライブ終了後は、メンバーの１人である Arne Schaffhausen がDJセットを開始し、それまでの熱気を全く落とさないアップ・リフトなテクノ＆ミニマル・チューンによって終始フロアをロックしていくのであった。 |
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