HigterFrequency パーティーレポート

ENGLISH PARTY REPORT

Marky

KING STREET SOUND presents KERRI CHANDLER @ YELLOW, TOKYO

DATE : 4th December, 2004 (Sat)
PHOTOGRAPHER : Mark Oxley / Official Site



"Atmosphere"や"Coro"をはじめとする良質の楽曲を長年に渡り発表し続け、Joe Claussell, Jerome Sydenham、Dennis Ferrerといったプロデューサーとのコラボレートでも数々のヒット曲を立て続けにリリースするHOUSEシーンの重要人物にして筆者の個人的フェイバリットDJのKerri Chandlerが来日。西麻布Yellowにて公演を行った。

筆者が到着したのは「LETS START THE DANCE」「JINGO」「LOVE SENSATION」等のクラシックスが鳴り響く時間帯。外では季節はずれの台風が猛威をふるい人通りもまばらな中、店内はドス黒いケリー節に身をゆだねるクラウド達の熱気で包まれ盛り上がりをみせていた。一通り店内を見回った後フロアへ行きDJブースを覗く。定番「FRENCH KISS」に針を落とし、間にベストなタイミングでパーカッションのトラックを挟みエフェクターで味付けするKerri。そこから選曲は「THAT'S THE WAY LOVE IS」「PROMISED LAND」「FINALY」等のハウスクラシックスへと展開していく。随所で見せる絶妙なタイミングで繰り出すKerriのDJテクニックには相変わらず「スゴイ」の一言なのだが、本当に驚かされたのはここから。ピアノ系のトラックを流しながら右手でキーボードを被せ左手でEFX-500とミキサーのEQをコントロールし、合間にFinalScratchを操作。しかもそれが全くズレずに完全に新しい曲になっているのだ!気分が乗ってきたのか次は弾き語りライブで1曲プレイし、昨年yellowにて収録されたライブアルバムTrionisphere Liveを彷彿させるパフォーマンスを披露してくれた。その後はまたDJプレイに戻り自身の「ATMOSPHERE」等のハウスをプレイし徐々にクラシックスへ。Kerriのクラシックスの選曲に筆者も完全にやられてしまい「Do I Do」のピッチが早くて完全にStevie Wonderの声が変わってても全く問題ないほどに気持ちよくさせていただいた。ふとブースを覗くとKerriも気持ちよさそうに体を揺らし、クラウドから差し出されたドリンクを一気に飲み干しながらのDJプレイ。ピースな空気に包まれた時間を満喫できたひと時であった。

DJ AKi
Marky Marky
Marky DJ AKi
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Marky
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