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domestic news_2009.11.12

RADIQ のバンドプロジェクト・RADIQ.septet が始動、アルバムをリリース

Text by Midori Hayakawa (HigherFrequency)

今年においては、辻 仁成監督の東京国際映画祭正式招待作品 『ACACIA』 と、数々の映画音楽をも手掛けていることで知られる半野喜弘。RADIQ 名義では今年6月、4年振りのニューアルバム をリリースしたばかりだが、今回、RADIQ からの派生となるセプテット編成のジャムバンドプロジェクト・RADIQ.septet を始動し、その第1弾としてアルバムをリリースした。3日間のスタジオセッション/一発録音で完成したという本作。ジャムバンド好きなジャズファンも注目の一枚となる。

"PANIC IN A SPACESHIP" は CIRQUE.Mavo より発売中。

01, Black Sand
02, Panic in a Spaceship
03, Black Wet Sandwitch
04, I'm Bad Like Boogie
05, Faces I
06, Faces II



以下、今回のアルバムに参加したUAをはじめとする交流深いアーティスト、ミュージシャンからの興味深いコメントとなる。

「父性が備わるとき男の第3の眼は開かれる、と格言したくなる程格好良い。母さん、キッチンに居ながらまずはアンドロメダまで飛ばされた。」 UA

「個人的に半野喜弘というアーティストほど新譜が楽しみな日本人アーティストはあまり多くないかもしれない。今回の作品も全く前情報無しに聴いてみて「ほ〜、こうきたか半野サン!」 と思わず部屋でニヤリとしてしまった。Jazz, Rock, そしてダンスミュージックを自由に行き来し、でもそこは半野流、久々に新たな音世界を体験する事が出来ました。アルバムから感じとれるこのLive感、ホント最高です。」
野崎良太 (Jazztronik)

「70年代マイルス&ハンコック、アフロ・ビート、プログレ・・・。カッティング・エッジなライヴ・ミュージックをボーダレスに消化し、ハウスやアンビエント、ヒップ・ホップのアイデアを貪欲に取り入れ、新たな音楽の創造を試みる。そんな、半野喜弘の冒険は少しだけノスタルジックで、とても刺激的だ」
沖野修也 (KYOTO JAZZ MASSIVE)

「まさか半野さんがこんな 『インテュイティヴ (Intuitive: 直感的)』 な音源を作るとは!そしてバンド・セッションという今までに無い形態ながら、ここまで半野さんっぽいなんてびっくり!」
ミト (クラムボン)

「人は宇宙船の中でパニックになったらどうするんだろう?原因はいろいろだろうけど、大きく分けたら2つになると思う。機械か、人間同士のトラブルか。でも、大抵の場合は機械かなあ。タイトル曲、打ち込みから始まって生音に移り変わる展開。機械が故障して人間がパニックに陥る。やっぱりこの順番か。なんてことを考えながら聞いておりました。あ〜こわ。」 TOKU

「理知的でありながら粗野、混沌としていながらも静謐。RADIQ の音楽は、いつも僕の 「新しいツボ」 を開発してくれます。」 福富幸宏

「今回は以前からやりたいって言ってたバンドものなんやけど、注目しちゃうのは、半野さんが歌ってるということ。以前からちょこちょこ歌ってはいたけど、ここまで歌ってるのは久しぶりなような。声もいいし歌もうまいです。そのへんの歌手顔負け。歌手でいけると思います。カルトーラいっときましょう! 」
田中フミヤ




本アルバムリリースに伴うツアー詳細は以下の通り。

11/05(木) @ JUNK BOX mini, 新潟
11/14(土) @ 代官山 UNIT, 東京
11/21(土) @ 鰻谷 Sunsui, 大阪
11/23(月) @ ROOMS, 福岡
11/24(火) @ Django, 熊本


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