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international news _ 2006.11.20

NY のクラブが軒並みクローズ

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

先週マンハッタンから Roxy、 Happy Valley、 Avalon (旧 Limelight )といった3つのビッグ・クラブが姿を消した。Roxy は脱税の疑いで、 Happy Valley はビルのオーナーとの論争、そして Avalon は'20年代から今なお続いている NY の悪名高い風営法に対する違反と、いずれも警察の取締りによって閉店させられた模様だ。

プレスからの情報によると、 Avalon 関係者は NY 市警の手入れにより数日間クラブ内への立入りが禁止されていたため、風営法の継続に必要な書類を更新期間内に手に入れる事が出来なかったという。 Avalon のプロモーター John Blai rは以前にも働いていたナイトクラブ Spirit をクローズさせられたり、 Avalon や Roxy でオーガナイズしていたパーティーを無理矢理ストップさせられた経験があり、今回の検挙も警察が意図的に仕組んだものだと見ている。彼は Village Voice 誌に次のようにコメントしている。

「警察の卑怯な手にはうんざりだよ。クラブ業界のプロモーションを始めて30年以上になるけど、今後この業界で仕事を続けるつもりはないね。マンハッタンで投資を始めたり、新事業をスタート事もないだろうな。 NY 市警は今やまるでナチス時代のゲシュタポ(秘密警察)だよ」

Avalon で働く別のプロモーター Susanne Bartsch も、今回の警察のやり方に憤りを感じている。

「あれはハロウィーン・パーティーの時よ。夜中の2時前にいきなり警察がやって来て捜査をはじめたの。どう対処したらいいか不安だったので、主人に相談しにちょっとクラブの外に出たが最後、彼らは断固としてクラブの中に戻してくれなかったわ。ある警官なんて、バックはおろか、お金も家の鍵も持ってない私をそのまま夜中のマンハッタンに放り出そうとしたのよ。本当どうにかしてるわ。警察側は『全ては皆の安全を考えてやったこと』だなんて言ってるけど、この理不尽なやり方は彼らの現状を良く映し出してるわ。彼らはこの街からクラブを排除したいだけなのよ」

Avalon のディレクター Ricky Mercado が 「NY 警察のやり方はまるで『クラブはマンハッタンから出て行け!』と言っているようなものだ」と憤慨する一方、検挙が入った晩に Avalon でDJをしていた Larry Tee の考え方は少しばかり異なるようだ

「僕に対しての(警察の)対応は悪く無かったよ。ただクラブから客を追い出そうとしている時の態度はとても横柄だったけどね。オーガニック・レストランか何かに路線変更をしない限り、今後も警察は Avalon をマークし続けるだろうね。確かに今回の襲撃はちょっと行き過ぎだったかもしれないけど、長いスパンで見ればNYのクラブシーンに大した影響はないと思うよ。新しいクラブがオープンすることで、シーン全体がリフレッシュするんじゃないかな」
さらに彼はこう続ける。

「脱税を企んでるクラブオーナーも多いから、今後プロモーターはその点を注意する必要があるだろうね。ジュリアーニ政権以来、人々は警察の不祥事ばかり責め立てているけど、脱税をして金儲けをしているクラブがあることも忘れちゃいけないよ」