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Exit Festival

international news _ 2006.06.06

何千人ものイギリス人セルビアを侵略する

Text by Jonty Skrufff (JontySkrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

Exit Festival のオーガナイザー Paxton Talbot が Skrufff とのインタビューに応え、この8万人のキャパシティーを誇るイベントにおいて、現在までに3千人以上のイギリス人がチケットを購入していることを明らかにした。

「5千人に達した時点で締め切ろうと思っているんだ。もちろん、それ以上チケットを売ることも出来たさ。でも一方で、他のヨーロッパの都市や、世界中からフェスティヴァルに参加しに来てくれる人々とのバランスも大切でね。メイン・アリーナが要塞の中にあるから、キャパシティーには限りがあるんだ」

Pet Shop Boys や Morrissey、Kelis といった面々が出演し、4日間にわたって行われる Exit Festival への参加を考えている人々は、暑い天候に十分な対策をしてくるよう Paxton は忠告した。しかし、雨の場合もまた注意が必要だと話す。

「最近僕の仲間うちでは、『イギリス人が雨を運んでくる』って冗談を言ってるよ(笑)イギリス人が200人参加した2年前のイベントでは、ある一日の午後だけ雨が降って、千人参加した昨年は2日間も雨が降った。今年は少なくとも3千人が参加するから、雨が降らないように今からお祈りしてるんだ」

また Paxton は、最近の不安定なセルビアの政治事情がイベントに影響を与えることはないと強調し、「兼ねてから国際的であり、平和な都市として知られていた Novi Sad で行われるフェスならば、なおさらだ」と話した。

「外国人は大歓迎だよ。彼らは地域に力を与えてくれるんだ。地域に更なる力が付けば、地元の人々はもっと幸せになると思うよ」

「Exit は地元の経済にもプラスになる。それに、フェスティヴァルに興味のない人々にも、重要な後押しになんだ。この地域に住む人々は、義務でない限り、政治に関わることに距離を置いている。僕らがみんなそうであるように、彼らも彼らの国のシステムにはうんざりしているんだ」

そして彼は、セルビアの「戦争で荒廃した危険な都市」というイメージは間違っていると強調した。「みんなメディアと官僚によって作られたウソのイメージだよ」

「セルビアはすばらしく国際的で歴史ある国なんだ。人々を温かく迎えてくれる場所だし、セルビア人はさっぱりとした皮肉なジョークのセンスも持っている。それなのにこんなに悪いイメージを付けられてしまうなんて残念だよ。もちろん問題はあるさ。でも、一般的なレベルで見てみると、事実上本当に些細なことなんだ」

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