HigherFrequency OVERSEAS NEWS

ENGLISH INTERNATIONAL NEWS

Vitalic

international news _ JONTY SKRUFFF _ 2005.06.09

Vitalic のラップトップが盗難にあう

Text by Jonty Skrufff & H.Nakamura (HigherFrequency)

Basement Jaxx の "Cish Cash" や Slam の "Vision" のリミックスを手がけ、自身のシングル"La Rock 01"が、Soulwax のミックスCDを始め、Cocoon や Gigolo Records のコンピレーションなどに収録されるなど高い評価を獲得したことでもで知られるフランス在住のプロデューサー Pascal Arbez によるプロジェクト Vitalic 。4月末には「ラップトップ一台でディスコパンク界に殴りこみ」とのキャッチフレーズでもって、デビュー・アルバム"Ok Cowboy" をリリースしたばかりであるが、何とその彼の大切なラップトップPCが、先月ロンドンのクラブ Cargo のステージ上から盗まれてしまい、その日のギグを中止せざるを得なくなっていたことが明らかになった。

盗難事件が起きたのは、その日のサウンドチェックが起きた直後のこと。Vitalic のマネージメントによると、彼がステージに上がるほんの数分前に盗まれたらしい。このことについて Vitalic は、DJ Magazine とのインタビューの中で次のようにこぼしている。

「僕はナイス・ガイなのに、どうしてこんなことが起きたのか理解できない。とてもショックだよ」

実は、このアンラッキーなフランス人プロデューサーが、イギリスにおいてこういった不快な思いをしたのはこれが初めてのことではない。02年に Skrufff が行ったインタビューの中で彼が語ったところによると、かつて自身が留学生として始めてイギリスに滞在した時、視野の狭いイギリス人たちに随分と疎外された経験があるらしい。

「イギリスのギルドフォードという街に、9ヶ月間ほど交換留学生として滞在していたことがあるんだけど、地元のイギリス人学生たちの交流が全くなくて、随分つまらない思いをしたことを覚えているよ。彼らは毎晩のようにパーティーを開いて遊んでいたんだけど、何故か我々外国人だけは招待されず、おかげで僕の友達は全員フランス人かイタリア人になってしまったんだ。何とか卒業はしたんだけど、結局今でもイギリス人の友達はいないんだよね」とその不満を口にしている。

今回の盗難事件で、さらに彼のイギリスに対する苦手意識が強くならなければよいのだが…。


関連リンク