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international news _ 2007.01.18

NY の人気クラブが一時営業停止へ

text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

NY で随一の人気を誇るクラブ Crobar に、年明け早々一時的な営業停止命令が出されていたことが明らかになった。警察側は、今回の措置は昨年同クラブで起こった9件の暴力事件に加え、薬物不法所持者及び未成年者の飲酒が原因だと主張している。また同晩、近隣クラブである Sol も警察の取締りによって営業を一時中断させられた。

イギリスの著名歴史家の Felipe Fernandez-Armesto 教授(56)もまた、 US 警察の横暴な態度に悩まされた人の1人だ。ジョージア州アトランタでの会議に出席中だった Fernandez-Armesto 教授は、横断歩道を使わず車道を横切った罪で逮捕され、留置所に拘留された。彼はその時に警察から受けた酷い仕打ちについて、 YouTube で公開中のビデオの中で次のように抗議する。

「道路を挟んだ向かいの会議所に移動しようと思って、大通りを横切った瞬間に警察に捕まえられました。私の国では歩行者が車道を渡るのはごく自然なことなのです」

「Leonpacher 警官と名乗る若い警察官に足を蹴られた後、乱暴に地面に押しつけられ腕には手錠を掛けられました。5人の警察官に思い切り押さえつけられていたので、首に激痛が走ったほどです」

なお、 Time 誌は 「Leonpacher 警官は Fernandez-Armesto 教授に行った行為に対し、全く後悔してない様子」だと報道している。

「元はと言えば、俺たち警察を無視するような態度を取った奴が悪いのさ」 と Leonpacher 警官が嘲笑する一方で、 Fernandez-Armestro 夫人は Time 誌に「撃ち殺されなかっただけラッキーだった」と話している。

同時多発テロ以降、アメリカでは短期滞在者を含む全ての入国者に対し指紋採取を義務付けており、Observer 紙は 「今年の終わりまでに400万人のイギリス国民の個人情報が FBI の犯罪者データ・ベースに登録されるであろう」 と報告している。非政府団体の Privacy Internationalの セキュリティー部門担当Simon Davies氏はこう語る。

「この馬鹿げた法案のせいで、何千人もの無実の人達がテロリストだと疑われるかもしれません。テクノロジーが発達したとはいえ、まだ100パーセント信用出来る訳ではなく、いつ誰がテロ容疑者と間違えられてもおかしくないのです。サンフランシスコへの楽しい家族旅行が、一転して悲劇になってしまうかもしれません」

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