

international news _ 2007.01.15
text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji
大晦日にタイの首都バンク市内で発生した連続爆弾テロのニュースを受け、タイ当局はパンガン島で行われるフルムーン・パーティーに爆弾処理班を送る声明を発表した。
Bangkok Post 紙によると、ハットリンビーチ周辺の観光スポットを中心に警戒態勢を強化するほか、私服警官による麻薬取締も行う予定だという。また今回の爆弾事件の約1ヶ月前には、台風による津波のためサムイ島からパンガン島へ向かうフェリーが運休となり、パンガン島で予定されていたクリスマス・ビーチ・パーティーが中止になっている。
スラユット首相は会見で「さらなる爆弾テロが起こる可能性があり、暫くの間、国民は脅威にたいする注意を怠ってはならない」と述べている。
軍事クーデターにより失脚させられたタクシン前首相に代わり、9月から政権を握っているスラユット首相の見解と同じく、オーストラリア、カナダ、イギリス政府も、タイ旅行者へ注意を呼び掛けている。また、イギリス外務省のホームページには以下のような注意が記載されている。
「近日中に次なるテロ攻撃が仕掛けられる可能性がありますので、バンコク市内では人混みに近付かないように注意しましょう。またバンコクのみならず、タイ全土がテロの標的になっている恐れがあり、外国人が大勢集まる場所が狙われるかもしれません」
なお、今回の爆弾テロでは3人が死亡している。
関連リンク