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international news _ 2005.12.20

Judge Jules の批判地獄

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

大変な自信家でありながら、多くの中傷を受けることでも有名な Radio 1 のスター DJ Judge Jules が、来年の春にアーティスト・アルバムをリリースする予定であることを明らかにし、そのインタビューの中で、驚くべきことに、彼自身、外部から受ける個人的な中傷には非常に敏感であることを語った。

「僕のキャリアには、今までにたった二つの危機しか訪れなかった。一つは、僕のプレイを聴いていようとなかろうと、僕に対してネガティヴな意見を持つ人がいるという事実に直面すること」

「そういった人々と渡り合っていくためには、彼らに何を言われようが、自分の信じることを貫き通すこと。他人に叩かれれば、いくつかのダメージを受けるのは当たり前さ。ただ、そういう場合はポジティヴになって、強くなろうとすることが大事なんだ」

「自分のことを "今まで自信を持ちすぎていた" とは表現しないな。大切なのは一生懸命働いて集中することだからね。僕のギグの99% は満員だよ。ただ、異様に静かなパーティーでプレイすることも大切だと思うんだ。そうすることで自信過剰になるのを防げるし、自己満足だけで終わってはいけないことを思い出させてくれるからね」

「もう一つの危機は、少し広いレベルの話で、特に 2002 〜 2003 年の間、僕自身にとってはまったく根拠のない、ダンス・ミュージックは力を弱めてきているという話を否定しようとしたこと」

「世界でも卓越した代弁者の一人として、インタビューの中で、可能な限り、ダンス・シーンについて語ることを、自分の義務だと感じているんだ」

このように語った Jules は、先週 オーストラリアの 3D World のインタビューに応え、発言どおりの行動に出た。

「"子供たちは機材をいじるより、ギターを弾くべきだ"って、バカな 40 過ぎのジャーナリストが言ってたよ」

「グラフを書いてみなよ。10 % がロック、10% がダンス・ミュージックに入れ込んでるとする。その残りの 80% はダンスもロックも両方聴くような子供たちなのさ」



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