HigterFrequency OVERSEAS NEWS

ENGLISH INTERNATIONAL NEWS

international news _ 2007.04.18

まだまだ続くUKレイブ戦争

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

先日ロンドンの Holloway Road にある廃墟化した車のショールームで行われていたフリーパーティーに7台もの装甲機動車に乗った警察官が立ち入り、パーティーを中止させた。

Islington Gazette 紙が「レイバーは警察に唾を吐いてののしり、缶などを投げつけた」と報じている一方で、パーティー・オーガナイザーのMaxは「平和で安全なパーティーが行えるよう、最大の努力をしていた」と主張している。

「僕たちも良い大人だし、他人に迷惑を掛けるようなことはするつもりはないんだ。近隣住民の迷惑にならないよう、細心の注意を払っていたよ。近所の人から音の苦情が入ったらすぐに音楽を止めるようにしてたしね。今回僕たちが使ったショールームのような場所を再利用せず、ただ放っておくのは勿体ないと思ったんだ」

警察側は同紙に「状況を把握するために監視をしていただけであり、パーティーへ乗り込んだのは安全確保のためだった」と語っており、2月にリーズで行われた窒素ガスを使ったクラブイベントの取締りとは全く別のレベルだと話している。また、Mixmag 誌は「今回の措置は、ロンドン市内におけるクラブ一斉取り締まりの一部にすぎず、Fiber、Space、Mission、Glasshouse といったクラブでも最近同じような手入れが行われている」と伝えている。なお、ロンドン市内の Holbeck 警察の Peter Nicholson 警視長は、リーズの学生誌 『Leeds Students』 に次のようにコメントしている。

「我々は今後もこのような措置を取って行きます。これにより、クラブ/バー経営者やイベントオーガナイザーは打撃を受けるでしょう。市民の安全を守るため、我々は嫌われ役を買って出ることにしたのです」

関連記事