HigherFrequency  DJインタビュー

ENGLISH INTERVIEW

The Revenge

音楽好きの両親のもと10代から楽曲制作をスタートし、現在2つのオリジナル作品向けレーベルの他、 サウンドエンジニアとしての経歴を生かしたリエディット専門のレーベルまで所有するなど、筋金入りの 『音楽マニア』ぶりを活動の隅々から感じさせる The Revenge。 バックボーンである古いソウルやファンクと、彼自身が経験したレイヴ・ムーブメントが絶妙に化学変化を起こした そのユニークなスタイルは大物DJ達からも支持され、多くのサポートを経験している。

ニューカマーの登竜門として全幅の信頼を置かれている Resident Advisor Podcast への出演をきっかけに ここ日本でもとうとうギグが決定。来日前のスニーク・プレビューとして非常に期待の持てる内容となっている。

Interview : Laurent Novatin (Tech Booty Funk / RedBox)
Introduction : Yuki Murai (HigherFrequency)
In cooperation with HITOMI Productions

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-- まずは簡単に自己紹介をお願いします。出身地や、アーティストになるまでの経緯、どのぐらい音楽活動を続けているのかを教えて下さい。

The Revenge : 僕は今年で30歳になるんだけど、スコットランドにあるダンファームリン(Dunfermline)という小さな町で育ったんだ。そしてサウンドエンジニアとしての修行を終えてから、8年前にグラスゴーに引っ越したんだ。音楽制作をするようになってから15年、DJをするようになってから10年が経ったね。

-- アーティスト名を The Revenge と名づけた理由は?

The Revenge : これに関してはシークレットなんだ(笑)。

-- あなたのスタイルはとてもユニークで多様性に富んでいますが、あなたの音楽に対する理念はどのようなものなのでしょうか?

The Revenge : とくに理念というものはないんだけど、僕が感じるままに選曲と制作をするということかな。

-- 今のような音楽のスタイルになるまで、もっとも影響を及ぼしたものは何でしょうか?

音楽にせよ、映画にせよ、日常生活にせよ、とにかくあらゆるものからインスピレーションを受けている。はるか昔から偉大な音楽が存在していて、今現在もすばらしい音楽が作られているわけだから、そういったものからインスピレーションを受けないことの方が難しいよね。

-- グラスゴーではギグは頻繁にするのでしょうか?それとグラスゴーの現在のシーンについて教えてもらえますか?

The Revenge : グラスゴーではそんなに頻繁にはプレイしないかな。でもこれぐらいの感じがちょうどいいんだ。僕自身がとりわけ今のグラスゴーのシーンに入り込んでいるわけではないんだけど、Melting Pot、Subculture、Optimo のように、本当にいいパーティーが毎週のように目白押しだよ。

-- あなたがプレイしたり、プロデュースする音楽に対して、地元ではオーディエンスからの熱い支持を感じますか?それとあなたのサウンドに強い反応を示す国や街はどこかありますか?

The Revenge : そうだね、グラスゴーの人は本当に音楽のバリエーションが広いんだ。みんな全体的にとてもクリエイティブなんだけど、いろんな音楽がたくさんありすぎて、僕のことを本当に支持してくれている人はまだ充分とは言えないかもね。僕は本当にこうやっていろいろな国を訪れることを楽しいと思っているし、どこに行っても人々は本当に楽しんでくれているよ。そのときを楽しむためのサウンドトラックを自分が提供していることを思うと、とてもハッピーな気持ちになるね。

-- これまでに来日したことはありますか?

The Revenge : これまで一度も日本に行ったことはないんだけど、ずっと行ってみたいと思っていたよ。日本の人たちについては、みんな音楽についての知識が豊富で、音楽をきちんと評価してくれるという話も聞いたし。日本に行けることを心の底から楽しみにしているよ。

-- あなた自身のレーベル Instruments of Rapture について教えてもらえますか?

The Revenge : Instruments of Rapture は、僕のお楽しみ的プロジェクトで、僕自身やほかのアーティスト持つアイデアを表現するためのものなんだ。大きなプランはないんだけれど、レコードを愛する人すべてが「あっ」と思うようなことをしたいね。僕はフレッシュなサウンドを的確にまとめてDJするために、最近では Rane の Serato を使うんだけど、ヴァイナルというフォーマットを支持する人がたくさんいることも知っている。だからそういったレコードにスポットを当てた何かができればいいなと、ずっと願っていたんだ。

-- 今注目しているDJはいますか?まだ知られていないDJの中であなたが注目している人はいますか?

The Revenge : 今は本当にいいプロデューサーがたくさんいるよね。名前をあげるとキリがないくらいだよ。。だけどいつも名前をすぐ忘れちゃうから、Resident Advisor や Juno Records での僕のチャートを見てみて。

-- ディスコやファンクといったサウンドは、復活の兆しを見せていると思いますか?

The Revenge : ディスコやファンクはクラブミュージックから必要不可欠な要素だよね。ハウス、テクノ、ドラムンベース、ヒップホップ・・・、どのジャンルでもディスコやファンクにつながっている。もしDJが昔のサウンドと現在のサウンドを垣根なくスムーズにプレイできて、そのパーティーの雰囲気にマッチしていたら、オーディエンスは様々なスタイルのサウンドに対してオープンな気持ちになれると思うんだ。

-- 東京でも屈指の規模とスケールで行われるハロウィンパーティーでプレイするわけですが、どんな仮装でのぞむ予定ですか?

The Revenge : Ahhh、、日本のハロウィンってどんな感じなんだろうね?今からパニックになりそうだよ!カバンに仮装の用意を詰め込めるかもわからないからなぁ。来てからのお楽しみということで!

-- 日本のオーディエンスにひと言お願いします。

The Revenge : Never change.

End of the interview





Skinnipants presents BOO! vol.3 Halloween Bash!!
2009年10月31日 (Sat) @ Fifty-Seven
Door : Y4,000 _ W/Costume : Y3,000

LINE UP :
DJ : The Revenge (Instruments of Rapture)
Francisco Allendes (Cadenza)
EZ (TILT, A.C.E.)
TAROAKIYAMA a.k.a. FKNV (SLEEPING BUGZ RECORDS, A.C.E.)
Kenji Kimura (Mad Foot)
Leon and Skinnipants (Skinnipants)
Groove Patrol (Phonika)
Rahadafunk (Ooooze)
Mark Jarnes (Redbox)





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