HigherFrequency  DJインタビュー

ENGLISH INTERVIEW

Dominik Eulberg

Pavel Khvaleyev と Vitaliy Khvaleyev からなるロシア出身の兄弟ユニット Moonbeam。’03年に結成後は、自身のレーベル Moonbeam Digital をはじめ、ケルンの名門テクノ・レーベル Traum Schallplatten、 Tiesto 率いるトランス系レーベル Black Hole Recordings といったところからもヒット作を量産している注目ユニットだ。 グルーヴ感あるテッキーなトラックに琴線に触れるような美しいメロディーが加わった彼らのサウンドは、今や世界中のダンス・ミュージック・ファンを魅了しており、4/18(金)の名古屋 Radix でのギグを皮切りに、続いて25日(金)大阪 Spiral、26日(土)には ageHa と、各地をまわる初の来日ツアーを果たす。
そんな決して無視することが出来ないスター性を秘めた彼らに HigherFrequency がインタビューを決行。兄弟ユニットならではの貴重なエピソードなどを訊くことに成功した。また、本ページでは、彼ら Moonbeam がセルフ・プロデュースしたビデオ映像もアップしているので、そちらもぜひチェックしてほしい。

> Interview : Nick Lawrence (HigherFrequency) _ Translation : Ryo Tsutsui (HigherFrequency) _ Introduction : Masanori Matsuo (HigherFrequency)

triangle


Moonbeam - Slow Heart (Traum Schallplatten)

HRFQ : あなた方の曲からはトランシーさや、プログレッシブさを感じますが、あなた方にとってこの2つのジャンルがあなた方に与えた影響は大きいですか?

Moonbeam : 正直言って自分達の音楽で何か特定のジャンルを意識するということはないんだ。僕らは新しい楽曲を作るときはいつも何かスタイルを意識するのではなく、それを超えて自分達ならではの音楽を作ることを目指している。どんなスタイルでも僕らの音楽だと認識してもらえるものを作ることを目指しているんだ。レコーディングするときはいつも僕らがもつ空気感を表現できればと思っていて、それを実際に聴いてくれる人が沢山いることはとてもうれしいことだよ。

HRFQ : あなた方の楽曲は様々なコンピレーションCDに収録されてきましたが、これまでに収録されることを躊躇されたことはありますか?

Moonbeam : 僕らはどのオファーでも同じように検討するんだ。僕らの楽曲を聴いてくれた人がそういった提案をしてくれることは僕らにとって常にうれしいことだからね。

HRFQ : 兄弟でツアーからプロデュースまで一緒におこなうのはやりやすいことですか? それともやりにくいことも多い?

Moonbeam : 僕らにとってはやりやすいかな、というのも僕らはツアーでもプロデュースでも役割分担が決まっていて、 Pavel が技術的な部分を担当して、 Vitaly がクリエイティブな部分を担当すると決まっているんだ。

Moonbeam Interview

HRFQ : ロシア人としてツアー先で人々が自国のことをよく知らないということに驚かれることはありますか?

Moonbeam : そうだね。僕らの国は世界的にまだあまり理解されていないと感じることは多いね。それに対して僕らは、ロシアのアーティストが例えば日本でプレイして、日本のアーティストがロシアでプレイしてといった状況がもっと生まれればお互いを理解する助けになると思うんだ。政治よりも文化さ。

HRFQ : あなた方は Traum, Schallplatten, Kickin, Black Hole といったレーベルから楽曲を発表されていますが、同時にご自身のレーベルもお持ちですね。ご自身のレーベル Moonbeam Digital のためにいい楽曲をとっておこうと思うことはないですか?

Moonbeam : 僕らにとって Traum, Schallplatten, Kickin, Black Hole, といったレーベルからリリースすることも Moonbeam Digital からリリースすることも同様に興味深いことで、僕らはとにかくいい楽曲を作ることに集中するようにしているんだ。どちらにせよその楽曲が売れるかどうかはリリースしてみないとわからないからね。

HRFQ : あなた方は4月に東京、大阪、名古屋とライブすることが決定していますね。日本のファンにどのようなライブセットを披露されますか?

Moonbeam : 僕らは秘密をすべて公表してしまうことは好きじゃないんだ。ただ、今回のショーのために入念な準備をおこなっているし、新しくて興味深いライブを披露できると思うよ!

End of the interview








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