HigherFrequency  DJインタビュー

ENGLISH INTERVIEW

Cristian Varela

Cristian Varela 2週間ほど前にブラジルツアーを終了したばかりのCristian Varela (クリスチャン・ヴァレラ)。4年前に初めてブラジルを訪れてから毎年恒例となったブラジルツアーで今回は2週間で5ギグというスケジュールだったが、毎年行くごとにテクノシーンの発展がめざましく大きいそうだ。イベントの規模も大きくなっているだけでなく、クラウドの反応もかなり熱いとか。

先週10/30(土)はCristian Varela が1994年に立ちあげたアーティスト・マネージメントやレーベルを扱うオフィス PHRENETIC SOCIETYの10周年パーティをスペイン、マドリードから車で北へ2時間のBURGOSという街で開催。さすがに10周年とあってクリスチャンのほか、Carl Cox、Marco Bailey、Bandoというかなり豪華なラインナップ。特に最後はCarl CoxとCristianが4台のターンテーブルと2台のミキサーでプレイするというセットで幕を閉じ、5000人のクラウドで会場は信じられないような盛り上がりを見せたそうだ。

相変わらずPORNOGRAPHIC, DONKEY HEAD, BLACK CODESと3つのレーベル運営に忙しいCristianだが、Carl CoxのINTECレーベルからも来年2月にシングルをリリースする予定になっている。これは3〜4曲入りのマキシ・シングルとなるらしい。Carl Coxとは数年前から交流があり、今年はCarlのイビザ島スペースでの火曜レジデントパーティにゲスト出演もした。しかもCristianがDJしたのはクロージングパーティで地元スペイン人とUKクラバーのいいバランスでフロアは埋め尽くされたそうだ。


またCristianは現在アーティスト・アルバムを制作中だが、これはクラシック音楽の作品で若干のエレクトロニックスは入っているものの、純粋なクラシック音楽の作品となる。Cristianはもともとクラシック音楽の教育を受けており、多くのテクノシングルやリミックスを作るかたわら、ダンスミュージックからは全く離れたスタイルもコンポーズする多才なアーティストなのだ。このアルバムは来年春に完成を予定しているが、別名義でリリースする予定もあり、リリース日程はまだはっきりしていない。

今回は11/2 福井、11/5 東京ageHa、11/6 大阪Saza-eと3カ所でプレイするが、毎回日本に来るのは相当楽しみなのだそうだ。日本は他の国と全く違い、いつも日本に来るのは特別なことだと言う。その理由はと聞くと、ユニークな文化、そして他人に気を配る日本人の性格があるからなのだとか。クラブのノリはスペインやブラジルと似ているらしい。真剣に音楽に耳を傾け、DJへの反応も熱いからなのだそうだ。(Text by : Eriko Hase)



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