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UNITE feat. IAN O'BRIEN & CHARLES WEBSTER

UNITE feat. IAN O'BRIEN & CHARLES WEBSTER

5月28日(土) @ UNIT, Tokyo _ 23:00 〜

前売 : Y3,000 _ Door : Y4,000 _ w/flyer : Y3,500
DJs : Ian O'Brien (Peacefrog/Ferox/7th City), Charles Webster (Peacefrog/Miso)
Music : Tehcno


「ラヴ・フロム・サンフランシスコ」と呼ばれるアーティストはアメリカ西海岸、ではなくて実際にはイギリス郊外の制作場兼自宅に住んでいて、そこにはヴィンテージ・カーが停まっている、らしい。数々のダンス・ミュージック・レーベルから傑作をリリースしてきたボヘミアン、彼こそが Charles Webster で「味噌」というレーベルを主宰するほどの日本好きだ。

『UNITが全音楽ファンとその仲間達に贈るスペシャル・ダンス・ミュージック・パーティー UNITE。今年もすでに多くの忘れられない夜をプロデュースしてきたこのパーティ、5月は Charles Webster と Ian O'Brien という世界中のMUSIC LOVER、SPACE AGE、愛好家を魅了し続けてきた2人が揃って来日。』 世界で最も美しい作品を作り、リスナーの時間を止めてしまう音楽制作者、Ian O'Brien はこの10年間世界中の人々をその作品でSAVED MY LIFEしてきた筆頭、夢幻アーティスト。完璧な世界観、高い音楽性と対照的に、本人はお客さんとテキーラを酌み交わし、アハハと笑うとてもチャーミングなお人。 この2人がこの日聴かせてくれるのは音楽の根幹。この日の UNITE があなたにとっての通過儀礼となります。WE WANT YOU(トオカイチーバ)


CHARLES WEBSTER PROFILE

Charles Webster は10年以上に渡り Presence、Furry Phreaks、Love FromSan Francisco など多くの名義で"Pagan"、"DiY"、"End Recordings"、"Nuphonic"などのレーベルから数多くの作品をリリース。2001年には待望の1stアルバム“Born On The 24th Of July”をUKの名門レーベル"Peacefrog"からリリース。ハウス、テクノというジャンルの枠をこえたアプローチとその美麗なまでの作品は各方面から大絶賛を受ける。2004年には自身のレーベル"Miso"を立上げ、これまでに Furry Phreaks や High Skies など良質なシングルをリリース。また、2003年に1stアルバムのリミックス・アルバム“Remixed On The 24th July”をMatthew Herbert、Ian O'Brien、Pepe Bradock、Theo Parish、Daniel Wong といった現在最も注目されているクリエイーターをリミキサー陣に迎えリリース。ハウスだけに留まらない斬新な手法によりフレッシュに蘇った、オリジナル作品に勝るとも劣らないこのアルバムは、ダンスフロアとラウンジミュージックの聡明なリンクを最も崇高な定義で確立し、多くのファンの心をつかんでやまない。


IAN O'Brien PROFILE

キーボード、ギターを弾くマルチ・プレイヤー、プロデューサー/DJ。青年期にはビートルズやスティービー・ワンダーを聴いていた大の音楽ファンの彼は、大学の頃に耳にした Derrik May や Mad Mike 等のデトロイト・テクノに触発され、95年に Memory Tree 名義による“Memory Tree ep”でデビュー。90年代前期に英国で巻き起こったデトロイト・テクノ・リヴァイヴァルの影響を受けて登場した数多くアーティスト中でも、最も突出した才能を発揮。96年に Ferox から出世作“MonkeyJazz ep”とアルバム“Desert Scores”をリリース。この頃は自他共に認める Mad Mike のフォロアー的作品、正にURの「?2?」シリーズ直系のサウンドであった。そのアルバムの冒頭を飾った“Mad Mike Disease”は、完全にその信仰心あっての作品。また97年にリリースされた“My favorite key”は打ち込みで全く新しいファンク・グルーブを打ち出し、音源はテクノなのだが、やっていることが紛れも無くジャズであった。そして、名門レーベル Peacefrog へ移籍し、比類ない才能を発揮。フュージョン、ファンク、エレクトロ、アンビエント等の要素を取り入れることで、もはやフォロアーの域に留まらない活躍をみせた。

特に最重要作品とされる“Eden ep”は、ローズを絡ませたトライバルなビートにギター、フルートなどの生楽器も多用したコズミック・ジャズ“Yemura”や、ハーモニックなシンセのアンビエント“Eden”等を含む、正に70'sジャズと現代テクノの融合「ハイ・テック・ジャズ」が表現された傑作。近年では、盟友 Charles Webster のリミックス・アルバム“Remixed on the 24tth of July”にも参加し注目を集める。現在のクラブ・シーンで、“本物志向”のクリエーターは、悲しくも多いとは言い難い。そんな中、彼のように個性を尊重し、心に残る作品を世に送り出せる人物は貴重な存在だ。テクノの領域を超え、孤高の宇宙観を湛えた唯一無二の「IAN O'BRIEN ワールド」を彼は確立したのだ。(Yasuo Fukuda)


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