長年 Son Kite 名義でプログレッシヴ/トランスシーンにて活躍し、常にシーンのパイオニア的存在として一目置かれてきたデュオ・Minilogue の Marcus Henriksson。Minilogue としては、2008年に名門テクノレーベル Cocoon よりデビューアルバム “Animals” を発表するやいなやたちまちシーンにその名を轟かせた。その確かな楽曲クオリティやライブへの定評でここ日本でも幾度となく来日し、確実かつ熱狂的なファン層を獲得している。
昨年、当サイトでのインタビューの際に The Labyrinth 2009 でのDJプレイを最後に、制作に集中するために当面DJ活動を休止していた Marcus だが、この度もう一度彼のDJセットを聴きたい、という日本からの熱烈な思いによって、DJセットでの来日が決定した。共に来日する盟友 KAB についてや、私生活での父親になったという心境の変化も含め、たっぷりと語ってもらった。
Interview : Terumi Tsuji
――まずはみんなが気になってるであろう質問から。昨年インタビューした時に、Labyrinth を最後にしばらくDJ活動を休止するとおっしゃってましたが…。
Marcus : 僕は気持ちが変わりやすいんだ(笑)というより、一つの考えに捕われないようにしてるんだ。だって人生は変化の繰り返しだからね。もし何かうまく行かないことがあっても、それが自然の流れなんだって受け入れるようにしてる。それに、もともとDJを辞めるつもりはなかったよ。ただこの16~17年間ずっとDJをしてきたから、ちょっとこの辺でしばらく休むのもいいかなって思ったんだ。あと音楽制作に専念したかったっていうのもある。色んなことに挑戦するんじゃなく、音楽作りだけにエネルギーを注いでみたかったんだ。DJを休んでた間は音作りに没頭できたし、その結果今まで以上に深みのある音が作れたと思う。これでDJブースに立つ準備ができたし、戻って来れてすごく嬉しい。新しいインスピーレションとラブと一緒にね。
――今回は友達のKABと一緒の来日ですね。彼について少し教えていただけますか?
Marcus : KAB、本名Karl-Axel Blissler。彼も僕と同じSwedenのマルメ出身なんだ。KABもテクノ、ハウス、エレクトロニックシーンにずっと興味を持っていて、それに音作りやDJもやってるよ。KABとは10年前にマルメの小さなレコードショップで知り合ったんだ。最初は話をするくらいだったんだけど、ある時一緒に曲でも作ってみようよってことになってね。そして出来上がったのが、2000年に僕たちのレーベルBaluns recordsからリリースになったSon Kite vs KABの'Yetto Come'さ。それ以来、彼とはとても良い友達なんだ。彼とは音の趣味がスゴく合うし、一緒にDJしててもとてもリラックスした気分で出来るんだ。
――2007年のLabyrinthでKABと一緒に来日した時に、2人で楽しそうにB2Bプレイをしていたのがとても印象的でした。今回もB2Bを披露してくれる予定ですか?
Marcus : そうだね、今回もB2Bをするつもりだよ。ただ今回は僕たち2人で一晩中プレイ出来るから、それぞれの時間帯も作るつもりさ。休憩したり、トイレに行く時間も必要だからね(笑)彼と一緒にプレイすると、1人の時とは違った気持ちでDJが出来るんだ。KABとはとっても良い友達だから、彼とプレイしてると凄くリラックス出来るし、1人でプレイしてるときよりもダンスフロアーのエネルギーを感じることが出来る気がする。リラックスしてハッピーな気分でプレイしてる時は考え方もポジティブになるから、ポジティブなエネルギーを持った曲選びに繋がるんだ。Sebastianと一緒にMinilogueやSon Kiteのライブと同じようにね!
――東京では新しいパーティー"LILITH"でプレイするんですね。第1回目にはThreeとRyan Elliottをゲストに招聘し、第2回目となる今回はアナタとKABをゲストに迎えるなど、先ほど少し触れたLabyrinthファンにとっては垂涎モノのラインナップが魅力ですが、このパーティーについてどう思いますか?
Marcus : 僕自身もLabyrinthは大好きだし、素晴らしいコンセプトだと思うよ。
LILITHをオーガナイズするMIOとは長年の友達なんだ。彼女は僕がDJ活動を「休憩中」だと知ってたけど「是非KABと一緒にプレイしてみない?」ってオファーして来てくれたんだ。MIOとはとても良い友達だし、日本も日本のファンも大好きだから、今回のパーティーを切っ掛けにDJ活動を再開することにしたのさ。こんな良いバイブが集まったパーティーでプレイできるのは光栄だよ。MIOの精神誠意がこもったパーティーだし、間違いなく素晴らしい一夜になるよ。
――東京以外にも福岡でプレイするんですね。たしか2年前は急病が原因で、福岡行きは諦めざるをえなかったとか。今回はアナタにとっても福岡のファンにとっても意味「リベンジ」マッチですね!
Marcus : そうなんだよ。やっと福岡に戻れるんだ!前回Son Kiteでプレイした時は本当に素晴らしいパーティーだったよ。彼らはスーパーポジティブなエネルギーを持ってるんだ!
――今回は東京でも福岡でもアナタとKABだけの音が楽しめるという、なんとも贅沢なパーティーですね。どんなサウンドジャーニーを楽しませてくれる予定ですか?
Marcus : 何も考えず、全てを楽しんで!!!!
――アナタのDJセットには人を感動させる特別なパワーがありますよね。DJする時に一番大切にしていることはありますか?
Marcus : 瞬間瞬間を大切に、そして考えに紛らわされないこと!
――DJ活動を休止する前と今では、DJスタイルに何か変化はありましたか?
Marcus : そうだね。前までは考えながらプレイすることが多かったけど、今は心が感じるままプレイするようになったよ。
――MinilogueやSon Kite名義で毎年2回ほど来日していますが、日本に対して何か思い入れはありますか?特に心に残ってるパーティーやイベントがあれば教えて下さい。
Marcus : 日本も、日本の人たちも大好きなんだ。日本のファンたちのパーティーに対するオープンさが最高だね。日本の人たちは色んな音に対して好奇心旺盛なんだ。僕もジャンルレスなロングセットが好きだし、様々なスタイルの音に対してオープンな日本のファンの前では僕も楽しくプレイすることが出来るんだ。日本では数えきれないほどの素敵な思い出がありすぎて、一つに絞ることはできないよ!どのパーティーも最高だったよ。Thank you Japan!!
――サマーバケーション帰って来たばかりなんですよね?バケーションはいかがでしたか?
Marcus : 毎年ツアーと音作りを休んで、必ずバケーションを取るようにしてるんだ。バッテリーをリチャージして、新しいインスピレーションをゲットするためにも必要なのさ。インスピレーションを得るのに今一番最適なのがメディテーション(瞑想)なんだ。この夏は10日間のメディテーション合宿に参加して、人生やエゴ、宇宙について再発見してきたよ。僕たちは素晴らしい幻想の世界に生きてるんだ!
――そう言えば、最近お子さんも生まれたとか。おめでとうございます!! パパになって何が一番変わりましたか?音作りや音に対する考え方にも変化はありましたか?
Marcus : ありがとう!娘が生まれたんだ。親になるってことは…WOW...。なんて言ったら良いのかな...とにかく皆におススメするよ!!! 子どもが生まれて一番変わったことと言えば、自分のエゴを諦めるってことかな。自分のやりたいことを我慢するのは時には難しいけど、でも凄くグレートな気持ちさ。自分のエゴを抑えることで、この世の中は愛に満ち溢れてるってことに気がついたんだ。そして沢山の愛を感じることで、自然と今まで以上に愛がこもった音作りが出来るようになったよ。
――Sebastianも2年ほど前に女の子が生まれましたよね。お2人で子どものことについて話したりしますか?将来アナタたちとお子さんが一緒にプレイ出来たりすると素敵ですね。
Marcus : Sebとはツアーに出てる時は2人で子供たちについて話すよ。毎日が発見だねって。僕たちの娘たちも一緒にプレイする日が間違いなくくるよ(笑)
――今後のリリースについて教えて頂けますか?
Marcus : 今は新しいMinilogueのアルバム作りに励んでるよ。早ければ今年の秋リリース出来ればいいけど、まだハッキリ決まってないんだ。MinilogueとSon Kiteのツアーで世界中を回る予定さ。今年はポルトガルのBoom Festivalにも出るんだ。あとKABと僕の新しい12" KAB & MAC 'Local Report EP'、そしてSebastianのCDが共にMule recordsからリリースになるよ。Sebのミックスはフロアミックスと、リビングルーム・フロア向けの2枚組なんだ。
「kab&mac/local report」
release in november on mule electronic
distributed by kompakt
――日本のファンにメッセージをお願いします。
Marcus : 考えに支配されるのではなく、君たちが考えを支配するってことを忘れずに。
心より愛を込めて。
End of the interview
[DJ Schedule]
2010.08.20(Fri) LiLiTH the party #2 @ eleven, Tokyo
2010.08.21(Sat) elements of beatnixx VOL.4 @ decadentDELUXE, Fukuoka
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99: Anchorsong Interview ![]()
2011.11.11
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98: DJ AKi Interview ![]()
2011.11.10
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97: Little Dragon Interview ![]()
2011.10.30
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96: Justin Robertson Interview ![]()
2011.10.30
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95: Justice Interview ![]()
2011.10.21
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94: KIDO YOJI Interview ![]()
2011.10.21
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93: Zomby Interview ![]()
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2011.10.07
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90: Matthew Herbert Interview ![]()
2011.10.07